私は何時も家に居る

1ヶ月前に書いてナディッフに提出した日記を(読まなかった君のために)再掲載。ツイッター書式と文字制限を知らず、三分割されバラバラになった文章が今ここに集結!
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4月某日
生活が昼夜逆転し昏睡状態の果てに死に至る〈アフリカ眠り病〉は寄生虫が原因の奇妙な伝染病だ。私は朝5時に寝て昼12時に起床し初期症状に該当するが無論眠り病ではない(死にたくない)。また何時にも増してボ~っとしてるのは「家に居なさい」との世界的命令で油断が生じたせいでこれも病気ではなく単なる怠惰だ。
大昔この眠り病により初期人類のアフリカ大陸制覇が阻止され野生動物の絶滅が回避されたという。そして今ウイルスが操業を停止させ大気浄化に寄与してる(巨大休止符で青空が戻る)。制作中『地球のおなら館』は大気汚染がテーマのパビリオンでコロナ前からの宿題である。文明の宿痾はコロナ後も変わらず続くのか?私の宿題は締切に間に合うのか?
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…本文に登場の〈アフリカ眠り病〉は、岩波新書『感染症と文明—共生への道』山本太郎著から得た知識で、この本は今一番ホットな関心事である感染症のことが良く理解できる良著で〜す。

(人類の恩人)
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炭疽菌・結核菌・コレラ菌を発見したコッホ博士は、まさに人類の恩人と呼ぶにふさわしい偉人ですが、コッホ博士の受賞を含め、20世紀のノーベル医学/生理学賞クラスの高度な研究の背景には、西欧列強間での〈帝国医療〉〈植民地医学〉発展の競争があったという。要するに、いち早く植民地の風土病を制したものが勝つという訳ですね。このような面白い話を『感染症と文明』で知ることができます。