カテゴリー別アーカイブ: 活動関係

フリーダより愛を込めて

昨日の夏祭り『愛=酒』は盛会裡に終了。殺人的な暑さのなか無人島にご来場の皆様ありがとうございました!眉ペンシルで繋げたフリーダ眉も最後まで落ちずに頑張ったことをここにご報告いたします。
たぶん自分自身とディエゴの似顔絵しか描かなかったであろうフリーダ・カーロの扮装をしながら実施した私の似顔絵コーナーも盛況で、6時間(休憩10分)の間ひっきりなしに描いた数34枚。人数としては家族・カップル・仲良しグループもいたので総数43名になります。カモメ眉のへんな顔をみて吹き出さずに皆さん真顔でモデルをつとめてくださった (ご苦労さまでした)。初めての似顔絵描きでヘタくそでしたがお祭り気分で楽しんで頂けたのなら幸いです。

窓黒愛読者さまからのお土産に感謝!ありがとうございます。また遊びに来てね!

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真由美さんマロンさんをモデルに描いてるところ

(ポスカと髷)
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複雑な三つ編みヘアーを研究し、ヤフオク購入の中古ヅラを利用して自作した「フリーダ髷」花飾りは百均の造花を使用。再現度が高い!!と絶讃された髷制作費はたった¥596と低予算

23日詳細(なんとなくメキシカン)

23日開催・無人島プロダクション.イベント(愛=酒)の詳細情報を告知↓よろしくね↓

Four Elements 2023 Summer展 スペシャルイベント
5th Elements(愛=酒)
7月23日(日)12:00~18:00
入場料500円(1ドリンク付き)

会場では…
★ 朝海陽子のサマーカクテル
★ 風間サチコの似顔絵コーナー
★ Leggy_のサボテン即売会
★ 青山|目黒の「間違えたタコス」
★健ちゃんのカレー
★ 香り部《FISHKOM》のアロマ「抗芸術疲労」
がお待ちしています(それぞれ有料)

以上、中年の学園祭のようなイベント内容
ちなみに私はフリーダ・カーロの扮装をして似顔絵を描きます。1枚1000円のお代はそのまま陽子カクテルの購入費用に当てるつもり!似てないフリーダ・カーロと似顔絵はお祭り気分でご容赦!!

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奇妙で素敵なサボテンたちが皆様が来るのを待っている (撮影:森田兼次)

信州某所へ

(昨年に続き)先週土曜からの三連休を利用し計画された某アナキストM氏調査団に参加。
最初のミッションは松本駅12時集合だったのに、なんと私は15時着で3時間もの巨大遅刻を犯してしまった!世間一般では連休が観光最盛期であることを放念したのが痛恨のミスだった…気づいたら既に特急(あずさ)は満席で、代わりに高速バスを選択した結果がこの失態だ。

乗車前から「40㌔以上の大渋滞発生」と交通会社から宣告され、もう焦っても仕方がない(皆さんに謝罪するしかない)ので居直って居眠りすることにした。ウトウト眠っては目を覚まし、車窓風景の変化の無さに絶望する連続(6時間弱)を体験して得た教訓は《時間厳守の旅ではバスの利用は避けよう!》の一点である。

信州の朝
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松本駅から日本アルプスを望む
暑い熱いアナキスト研究2日目朝だ。
前夜の飲み会で「川崎市民ミュージアム水没事故で1級資料(漫画雑誌)がダメになってしまった」と我々調査団一同で嘆いていたのだが…希望の光はこの先に待っていた!

告知(四大元素)

今週末7/8(土)より無人島プロダクションにて開催のグループ展『Four Elements 2021 Summr』に参加します。今回のお楽しみ夏企画は「四大元素」がテーマで、選抜四大元素(水.火.風.土)無人島作家+αで構成された展覧会です。
私は各元素の担当ではなく〈風間サチコの四大元素〉というコーナーでの展示参加で、なんとなくお笑い漫画道場の〈だん吉なお美のおまけコーナー〉ぽいが、お便りの採用やプレゼントは無い。

23日にはイベント「5th elements(愛=酒)」を予定。私も出し物を計画中!!なんでしょう?詳細は後日

展覧会及びイベント情報はコチラ↓
無人島プロダクション『Four Elements 2021 Summr』7/8~7/29

エルンストの七大元素は…
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泥/水/火/血/黒/黒/視覚
あれ?黒がダブってる…気にしない気にしない

昨日府中でヤバい展覧会を観た!
(チラシの絵は『最終虚無僧』)
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植竹邦良は中村宏先生と同じくルポルタージュ絵画の画家(初めて知った)
地形模型の有機的な稜線を執拗なタッチで表現した『佐渡より』は、死んだ豚の冷え切った腸壁を撫で回すような、夜の海で溺れるような…..不気味な冷たさがまとわりつく感触。

『発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間』
府中市美術館にて7月9日(日)まで!おすすめで〜す

月のステージへ!

先週木曜日掲載の朝日新聞[論壇時評]の絵は、前回のお話「ダム湖底の古民家に集合した木彫りの鯉(自在鉤)を発見した潜水夫」の続きで、それは以下のような内容です。

「湖底探査に参加した潜水夫は巨大鯉の餌食となり、下半身を食いつかれたままボートにあげられた。その上空、月光とともに舞い降りた宇宙服の男たちは、脱け殻となった哀れな潜水夫を天上に誘う天使のようだがそうではない。彼等の正体は月世界進出の戦士で、潜水夫を月に移送し軍隊に招集する目的でやって来たのだ(どちらかというとヴァルキューレ的存在)。その様子を冷徹に監視する陸軍将校の姿が背後に!」

….という私の考えた空想物語は(おそらく)大半の新聞購読者には判らないかもしれませんが、この不可解な寓話は次回も続きます。

5月25日付朝日新聞朝刊[論壇時評]
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新入社員向け激励のような文言「次のステージへ」をもじった題名『月のステージへ!』
宇宙開発の是非を問うシリーズは全3回(すなわち次号完結)

WATER GATE (2)

1ヶ月前の大田区六郷〜川崎遠足にて最後に行ったのが〈川崎河港水門〉です。多摩川下流河川敷に聳え立つ白堊の水門は巨大で、緑燃ゆる歩道のはるか先にあっても古建築の威容を放っているのがわかる。私は無邪気に心踊らせルンルンと近づき、写真をパシャパシャと撮りまくった。
紺碧の空に向かって直線に伸びる巨大な柱の頂上にはフルーツ籠が!その装飾はルネ・ラリックの香水瓶のように可憐なのにとんでもなくデカい!しかもそれが二つ!…と興奮しながら干上がった運河跡に下りたり、草むらに入ったりして様々な角度から鑑賞し「もっと早く見に来れば良かった」と後悔した。

そして帰宅後、素晴らしい水門についてネットで調べて見ると、真っ先に上がったのが「少年殺人事件」の件だった。私もよく記憶している痛ましい事件の現場があの草むらだったとはショック…そのことを事前に知っていたら行けなかっただろう。あんなに美しい場所で凄惨な暴力事件が発生したとは今だに信じられず、犯人少年は善も美も感知しない鬼畜だと思う。

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〈味の素〉の工場を背後に従えた水門の威容

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大正15年着工、昭和3年竣工の水門は華やかなアールデコ時代を誇る!ここに巨大運河を造成する計画だったが「運河予定地に工場や家が建っちゃった」という凡ミスで頓挫したらしい(おそらく時局のせいでもある)。運河は幻、水門は無用に…

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川崎名産のフルーツがモチーフだそうです。

本日朝刊挿絵掲載

〈現代社会をイメージした作品を毎月掲載します〉という一文が添えられた朝日新聞『論壇時評』カット第2回は本日25日朝刊に掲載で〜す
「絵の内容がわからない」と忌憚無いご意見をいただいた前作の反省は生かさず、今回も現代社会を暗喩で描いた(不親切な)作品であることをここに予告する。掲載紙が郵送されたら窓黒読者にだけ分かりづらい絵の中身を解説しよう!(朝日新聞ご購読の皆様は編集氏にご質問を)

藁半紙にクレヨン(光る目)
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分かりやすさと共感から距離を置いて30年

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車の運転ができないのに乗車して夜道で迷子になる夢を今も見る

ダム底の自在

先週木曜日4月27日付の朝日新聞朝刊〈論壇時評〉に私の挿絵が初掲載されました。
大手新聞社の仕事に大喜びの老父は、午前中にコンビニに行き数紙購入。そして私よりも早く紙面を確認した母から「見たよ!絵の内容はわからないけど」と報告があった。幅広い読者層を考慮して意味不明な絵にならないように気をつけたのになぁ。
次回はもっとわかりやすく(ならない予定)!

『ダム底の自在』
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ダム湖に水没した山村を探査しに来た潜水夫
湖底の古民家で彼が見たものは…家々の囲炉裏から解放され自由(=水)を得た〈自在鉤〉の木彫り鯉たちの姿だった!というお話を絵にしてみたが、私の自己完結な空想を一枚にまとめたのは無理があったかな?(このお話はつづく) 待て次号!

告知いろいろ

中学2年生のとき通信簿に「オール1」をつけられた不名誉を今では話のネタにしてるが、学級内の底辺に落ちても這い上がろうとせず、のうのうと開き直ってたあの頃から「珍しいオール1をいつか自慢してやろう」と密かに思い続け、そして今こうやって自慢話をして北叟笑んでいるのだ。

そんなクラスのお荷物だった私が現在参加しているのが「学び」をテーマにした展覧会『ワールド・クラスルーム 現代アートの国語.算数.理科.社会』です。
森美術館の開館20周年記念展として盛りだくさんの作品で構成された会場は各科目に分けられていて、その中の社会科コーナーに私の〈獄門核分裂235〉が飾られています。社会からはみ出したのに、知らぬうちに(こうやって)社会に参加してる人間の作品だよ。勉強好きの子供も(私のように)勉強嫌いの子供も怖い黒色版画を見てみよう!

『ワールド・クラスルーム 現代アートの国語.算数.理科.社会』会場
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私のお隣は世界の木版画・パンクロックさんの作品
於:森美術館 会期:9月24日まで


『日本国憲法』無人島プロダクション会場
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すんなりと頭に入ってこない条文と考える余地を残す美術作品のコラボレーションが絶妙。私は書籍『日本国憲法』の方に参加でこちらには展示してませんが、面白いのでぜひご高覧を!

第一会場:無人島プロダクション  4/22~5/13
第二会場:青山|目黒  5/20~6/11
第三会場:ジュンク堂書店/池袋本店 4/28~5/31

★朝日新聞『論壇時評』挿絵は今週木曜日27日朝刊から掲載で〜す★

俎上之鯉

俎上の鯉ならぬカッターマット上の鯉たち。これらは朝日新聞〈論壇時評〉の挿絵下書きの一部で、鯉を模した自在鉤を描いて大中小にコピーしたものだ。
自在鉤とは囲炉裏の火の上に鉄鍋をかける道具で、梁から吊るされた鉤付き棒の下方には木彫りのオブジェと鎖や縄が付いており、この素朴な装置で鍋の上下や向きの調節ができる。
その木彫りの多くは魚類、おもに鯉で、なぜ鯉なのかは「鯉の滝登り」で縁起が良いとか、水神の龍に転ずる鯉が火の用心のお守りに適してるなど諸説あるという。「鯉は食いしん坊でなんか可愛いから毎日見ていたい」という説はないのかな?(可愛い鯉の自在鉤はほしい骨董品の一つだが邪魔になるから買わない)

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不採用の鯉たち

4月最終木曜日から紙面リニューアル!を告知する記事
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昨夜、朝日新聞本社にて論壇メンバー合評会に参加させていただき各方面のインテリゲンチャ先生のお話を拝聴した。3時間に及ぶ会は談論風発の裡に終わり、私には分からないことが多々あったが大変に勉強になった。反知性主義俗世間に抗う人達の人生は勉強や!