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告知いろいろ

中学2年生のとき通信簿に「オール1」をつけられた不名誉を今では話のネタにしてるが、学級内の底辺に落ちても這い上がろうとせず、のうのうと開き直ってたあの頃から「珍しいオール1をいつか自慢してやろう」と密かに思い続け、そして今こうやって自慢話をして北叟笑んでいるのだ。

そんなクラスのお荷物だった私が現在参加しているのが「学び」をテーマにした展覧会『ワールド・クラスルーム 現代アートの国語.算数.理科.社会』です。
森美術館の開館20周年記念展として盛りだくさんの作品で構成された会場は各科目に分けられていて、その中の社会科コーナーに私の〈獄門核分裂235〉が飾られています。社会からはみ出したのに、知らぬうちに(こうやって)社会に参加してる人間の作品だよ。勉強好きの子供も(私のように)勉強嫌いの子供も怖い黒色版画を見てみよう!

『ワールド・クラスルーム 現代アートの国語.算数.理科.社会』会場
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私のお隣は世界の木版画・パンクロックさんの作品
於:森美術館 会期:9月24日まで


『日本国憲法』無人島プロダクション会場
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すんなりと頭に入ってこない条文と考える余地を残す美術作品のコラボレーションが絶妙。私は書籍『日本国憲法』の方に参加でこちらには展示してませんが、面白いのでぜひご高覧を!

第一会場:無人島プロダクション  4/22~5/13
第二会場:青山|目黒  5/20~6/11
第三会場:ジュンク堂書店/池袋本店 4/28~5/31

★朝日新聞『論壇時評』挿絵は今週木曜日27日朝刊から掲載で〜す★

俎上之鯉

俎上の鯉ならぬカッターマット上の鯉たち。これらは朝日新聞〈論壇時評〉の挿絵下書きの一部で、鯉を模した自在鉤を描いて大中小にコピーしたものだ。
自在鉤とは囲炉裏の火の上に鉄鍋をかける道具で、梁から吊るされた鉤付き棒の下方には木彫りのオブジェと鎖や縄が付いており、この素朴な装置で鍋の上下や向きの調節ができる。
その木彫りの多くは魚類、おもに鯉で、なぜ鯉なのかは「鯉の滝登り」で縁起が良いとか、水神の龍に転ずる鯉が火の用心のお守りに適してるなど諸説あるという。「鯉は食いしん坊でなんか可愛いから毎日見ていたい」という説はないのかな?(可愛い鯉の自在鉤はほしい骨董品の一つだが邪魔になるから買わない)

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不採用の鯉たち

4月最終木曜日から紙面リニューアル!を告知する記事
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昨夜、朝日新聞本社にて論壇メンバー合評会に参加させていただき各方面のインテリゲンチャ先生のお話を拝聴した。3時間に及ぶ会は談論風発の裡に終わり、私には分からないことが多々あったが大変に勉強になった。反知性主義俗世間に抗う人達の人生は勉強や!

黄色いパンフレット

3月の恵比寿(都写美)を皮切りに全国各地で好評上映中のドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』のパンフレットは上映館にて販売中でーす!
この黄色い表紙の冊子には、都現美マジック・マウンテン展のディスリンピックで(作品のみ)出演している私と監督の川内有緒さん、主人公の白鳥健二さんの鼎談も収録されてます。監督及び出演者皆さんの談話や識者の感想など読み応えがあり、映画を観た人も観てない人も楽しめる内容となっております。みんなも買って読んじゃおう。

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ディスリンピック誕生秘話など不健康で楽しい談話をした三人。

黄色い表紙のパンフレットは1000円(税込)
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4月16日〜田端にてアンコール上映決定!!その他日本各地で上映中
詳しくはコチラ→〈目の見えない白鳥さん、アートを見にいくHP〉

何を見つけた?

2月20日付毎日新聞夕刊に掲載された赤瀬川原平写真展を紹介する記事には、私が「拾わないとどうにかなっちゃう」性格だと書かれている。どうにかなっちゃうとは穏やかでないが、これは物を拾い損ねたあと何年も継続する〈心残り〉のことで、自分自身は未練に苛まれ狂おしいが、他に危害を及ぼすような性質のものではない(だから安心してください)。
路上で見つけたマーガリンや煎餅の空缶、電車内で発見したゲーセンのコインなど、極めてつまらない品々の幻影が時折脳裏に浮かんでは、その場で理性を働かせた自分を恨めしく思うのだ。

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これは写真展会場に掲示された私の解説文に登場する〈二十歳のときに拾ったマジョリカタイル〉
お風呂屋さんの解体現場に侵入し発掘したお宝です。たぶん大正時代のもので、非現実的な桃色の川岸にゆったりと流れる水色の川がなんとも美しい光景。拾ってよかった!(でかしたぞ過去の私)

毎日新聞20230220のコピー 23.38.47
毎日新聞でご紹介の写真展『日常に散らばった芸術の微粒子』は六本木のスカイ・ピラミデにて
今月25日まで開催でーす!

終わらせたい(終わらない)

誕生日までにやろうと思ってたことがいくつか〈六郷水門見物〉〈旧根岸競馬場見物〉まだ行ってない〈確定申告〉全然終わってない〈大掃除〉結局終わらなかった。
このように予定をズルズル先延ばしにし、数々の未遂案件が累積した状況では往生できない!!「もうお経を読むことぐらいしかやることないや」と思えるぐらい人生やりきった感がないと六道に堕ちる!!!!…そんな死後の恐怖(仏教的強迫)に屈してマジメに24時間活用したいがそうは問屋が卸さない。「どうして昼まで寝ちゃうんだろう?」と安眠の友モコちゃん(ニシキアナゴ型抱枕)に問うてみても10時間の長すぎる睡眠時間は戻ってこないのだ。

モコちゃん2号
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このモコちゃんは老父へのプレゼント用で、私のモコちゃんとは別アナゴ。
ささやかな親孝行で徳ポイントを稼いで、今までの不徳の穴埋めをしたい。

茨城限定放送

NHK水戸放送局から書籍『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』を番組内で紹介する際に、カバーをめくってディスリンピックを見せても良いか?と確認のお電話があったが、あいにく近所のスーパーで泥ゴボウを吟味中で着信に気付かず帰宅後に返信する。
私「もしもし先程お電話をいただいた風間サチコです。〈いばらっちょ〉という番組の担当者さんをお願いします。」NHK水戸「はい〈いばっちゃお〉ですね」…あ、間違えた!スミマセン

この茨城のローカル番組 いばっちゃおを、私の住む東京都では視聴できないが、茨城在住の読者諸君は一瞬だけディスリンピックが映るかも知れないいばっちゃおを見てみちゃお!(放送は今週金曜日11:30予定)

昔よく行った茨城県
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私オススメの茨城観光スポットは陸上自衛隊土浦駐屯地『武器学校』だヨ
新旧の特殊車両及び火器を無料で見物できて(なんと!!)日本初の国産戦車・八九式中戦車(イ号)の本物も見れま〜す。珍しい戦車を見ていばっちゃお!

眼鏡屋も時にはヤ次馬に(視界良好)

 誰がぴったり嵌めたのか(石の意思で)

 眼鏡屋も時にはヤ次馬に(視界良好)

 雨宿り専用近代建築(外灯つき)

 引き剝された家屋痕(悲鳴と涕泣)

 人の道逸脱防止(ローリングストーン)

 (残像)こんなキノコが昔はあった

 遮蔽と透視(のちに馴染む山岳風景)

 途中で何か思い出した(コンポジション)

 ながら歩行の常態化(足元埋没注意)

 な~るほど(その話もっと詳しく教えてくれ)

 問. 理入と行入どちらが先か?(まずは骨を整えよ)

 超文明仮囲い(束の間のピラミッド)

 石垣 (あなたの背後には空がある)

 漂着物一軍(双生児伝説)

 漂着物二軍(ネバーランド)

 やっと逢えたね (あ、人違いでした)

 過剰な網目に呪詛と海水(おそらく浮かない浮き)

 灰色の親知らずたち(来世はかわいい乳歯)

 松風の公園(いつも誰かを待っている)

 (虚構)アッサンブラージュの始まり

以上は私が赤瀬川さんの写真を見て勝手に書いた大喜利的現代詩全20編で、目に余る( )多用は「国語の先生に添削されそう」と評判だ。
この変な短文がどんな素敵写真に添えられてるか、興味のある皆様はスカイピラミデに行って確認しよう!

(極端に短い詩への憧れ)
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演歌歌手同様に憧れの職業は詩人。

26日から赤瀬川さん写真展

玉川学園前駅の近くにある赤瀬川原平邸(ニラハウス)の書斎に遺された、4万に及ぶ大量秘蔵写真。これら未公開写真の一部が見られる貴重な展覧会『赤瀬川原平写真展 日常に散らばった芸術の微粒子』が今週木曜日からSCAI PIRAMIDE(六本木)にて開催されます。私を含め6名の作家が、各々20点ずつ選んだ合計120点で構成された展覧会です。他の方々がどのような写真を選出したのか未だ知らないので今から楽しみ!

生前お会いしたことのない赤瀬川さんですが、私の母校である武蔵野美術学園(旧美術学校)に一時期在学されてたことや、六本木クロッシング2013にて中村宏さん赤瀬川さんと3人展のように展示させてもらったことなど僅かながら接点があり、再び六本木で展覧会をすることになったのも何かのご縁かもしれません。
(リスペクトを込めて私が勝手に)写真に添えた大喜利的現代詩も、美術学校の先輩として大目に見てくれたら…と思います。

DMです
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会期: 1月26日(木)~3月25日(土)
於: SCAI PIRAMIDE←詳細コチラ

(朗報)続々上映決定

恵比寿の写真美術館で先週末行われた映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』試写会は成功裡に終わり、舞台挨拶では監督の川内有緒氏から今後の上映館が続々と決まってることが報告された。
前作『白い鳥』にディスリンピック鑑賞シーンなどを追加し改編された本作品は、全体的にほのぼのムードの映画だが、我が全体主義国家のみが黒い影を落としている(けど大丈夫かな?)。そんなところも注目してみなさんにご鑑賞いただきたい。

3月7日からは写美でも一般公開が始まり、同時にパンフレットも発行されるという。(実は)今年の仕事始めだった初外出はパンフレット掲載用座談会で、川内さん白鳥さんライターさんと鼎談し、昼食にはインドカレー弁当をご馳走になったのだ(私だけ菜食用)。

(チラシ裏面)
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ディスリンピックのようなこわい絵画のほかに
鴨&ハクチョウ等かわいい水禽も多数登場するよ!

予告編YouTubeはコチラ↓
目の見えない白鳥さん、アートを見にいく

(朗報)N松島販路拡大

石巻リボーンアートオリジナル・ニュー松島グッズ(ト~トバッグ&Tシャツ)が、仙台 KANEIRIミュージアムショップ6にて販売開始です!お店ではミニ風間コーナーが設置され、画集『予感の帝国』など関連書籍も陳列されてる模様。仙台のみんなもニュー松島バッグを肩から下げ(他の観光客に見せびらかし) ニュー松島遊覧船に乗って松島見物しちゃおう!(冬の甲板は寒いけど)

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カネイリさん情報はこちら↓
https://kaneiri.shop/shops/museum6