月別アーカイブ: 2016年8月

投稿作品より

先日、我が家のマンガコ—ナ—紹介の欄でふれた「ゴメス」とは何か?掲載誌が数冊発見されたので少し紹介しましょう。(ノ—ト◯ソコンが壊れてアルファベットと数字がいくつか打てないので、脱字は故障箇所を想像して埋めて下さい)
ゴメスとは1990年代初頭に◯ルコ店頭で無料配布されていたフリ—◯—◯—です。美術学生だった当時、愛読者でありハガキ投稿人でもあったのです。よく採用されていたので地方にファンがいたほどでした。今見るとたいへんくだらなく平和な時代でしたね。

you
渾身の詩「アイツ、俺。俺達イコ—ル タ—トルネック」
これは◯エムのコ—ナ—に投稿し採用された作品で、イラストの男の肩付近にはYouのサインが見て取れる。不阿久悠(ふぁく・ゆう)は◯エム投稿専用の◯ンネ—ムで、言うまでもなく阿久悠先生にたいするリス◯クトです。

同居人
同じ号の読者の◯—ジに掲載されたマンガ
ウサギ似の男が帰宅したばかりの同居男性の体を掻いてあげている心温まる場面です。
登場人物が男で、服飾品(ベルト、バックル、ネクタイ等)にこだわりがあるところが、当時の作風の特徴。ウサギ似の男愛用のウエスト◯—チも好きなアイテムのひとつ。

総火演の火は遠く

九月から新作のアルミ箔屏風「富嶽」にとりかかろうと資料を収集中です。その「富嶽」の舞台となる富士裾野、陸自演習場での実地見学のチャンス!毎年恒例の富士総合火力演習が、なんと今週末28日の日曜日に!でも行かない(行けない)。炎天下に押し寄せる見学者数は約三万人そこへ飛び込む元気の持ち合わせは微塵もない。そして最大の不参加理由は「応募してない」から。28倍の倍率を射止める強い籤運の持ち合わせも勿論ない。火を吹く10式戦車の姿は涼しい屋内で紙面で眺める事にしよう。

2016-08-23 20.
総火演の面影を慕いて…
2年前の陸自広報紙「防衛ホーム/号外」総火演特集号
裾野演習場駒門厰舎(現 駒門駐屯地)の昭和11年ごろの絵葉書
総火演に参加した陸自OBの持ち物だったという黒鞄(¥800)には、白眼でこちらを凝視する不穏なトーチカ富士(私にはそのように見える違うかも?)が描かれている。
これら物品から裾野の大草原を駆ける機甲の群れでも想像してみようか?

2016-08-23
防衛ホーム紙面より
「この車両かわいいだろぉ。資材運搬車っていうんだよ」
…え〜ぜんぜんかわいくないケド?

撃!それは自衛隊内でしか買えない品物!
カレー撃/まんじゅう撃/せんべい撃…
確かにそれは自衛隊内でしか通用しないセンスの品物!
(中のピーナツが銃弾みたい…おいしいと評判のせんべい撃!)

 

憩いのコーナー

先日ご紹介した「ときめきの墓」のようなタメにならない漫画本は、廊下の漫画コーナーに収蔵されこの一画は癒しのコーナーとなってます。(写真参照)ここに陳列された戦後の貸本、オカルト漫画の多くはモヤモヤとした釈然としない気持ちわるい読後感を残す。したがって手に取って読むことは滅多にない。内容とは裏腹にポップな背表紙のタイトル、私刑(リンチ)/ミイラ狂女/こいつら100%伝説/狂っちゃいねぇぜ…などを鑑賞するのみ!お気に入りのグッズと並べ眺めることでヒーリング効果?を発揮するというワケです。

マンガ
誰も知るまい!私の栄えある初の受賞歴が「GOMESマンガグランプリ‘93岡崎京子賞」であることを…
マンガ賞授与した者としてはコミック蔵書の少ない本棚、しかも中段は文庫本で漫画ではない。そして下段を占めるエコエコアザラク20冊は学生時代にゴミ集積所でひろった本だ。

【おしらせ】
無人島プロダクション10周年記念展「エディションズ」20日(土)より開催で〜す!

aso
いよいよ無人島も10周年。威勢良くあがる噴煙にも動じないノンキな動物たちのように、地獄極楽を生き抜こうじゃあないか、我々も!写真集/最近の阿蘇より(展示とは無関係です)

ときめきの墓☆

日曜日に祖父の27回忌の法要があり、久方ぶりに新宿の専福寺へ赴き、風間ファミリー一同で焼香し読経をしました。経文には簡易的な譜のような記号\、/、ーなどがふってあり、初心者でも音階の上げ下げがわかり簡単に読めます。コレは面白くて毎回楽しみ(畢竟依に帰命せよという指令は何だろう?と毎回疑問)締めくくりはご住職の説法で、その日の話は「108つの煩悩も分類すると物欲、怨恨、愚痴の3つに集約され、特にやっかいな愚痴は南無阿弥陀仏の六文字を唱えることでリセットされる」というクイックリーで便利な親鸞上人の教えだった。もはや悟りも修行も無用だ!わたしの帰命するシュティルナー 上人「創造的虚無」の五文字経文とどっちが有効かな?

墓
つもり重ねた不孝の数をなんと詫びようかご先祖に!
今はそう合掌するのみ…現世の詫びは冥土でするつもりだ。
(しかし)写真は風間家の墓ではなく、同じ墓地にある月岡芳年のお墓。
死んで骨になった暁には彼の血みどろ画狂と同じ土に埋められる!と想像すると死後の世界にもトキメキがある。

ときめき
お墓の前でときめいてるのは誰だ!
つのだじろう「ときめきの墓」は恋愛と裏切りと心霊…チョッとエッチな成人向け恐怖漫画集

氷上に暮らす

三角形の(ピラミッドパワーがあるという)敷地に建つこの家は日当り良好!前の古屋敷ではハビこるカビに悩まされたが、ここではそんな菌糸集団とは無縁でーす。…だが三角の底辺にあたる西以外の方角からほぼ一日中日光が差し込むので二階がひじょうに暑い。
そこでわたしは一階のアトリエ部屋の雨戸をしめきり、古書と自分が日に焼けないように防御しながら扇風機の微風で涼をとり一日を過ごしております。一日作業室にこもって仕事がはかどっているかといえば、そうでもない。。相変わらず古本をぼんやり眺めたり、置物の配置にこだわったりで時間を無為に消費しているのです。

2016-08-05 03.13.
これは洪水被害に見舞われた家屋ではなく、氷山空母の実験を記録した写真だという。
1942年にジェフリー・パイクという発明家がイギリス軍に提案した秘密兵器で、おがくずを混入した超巨大な氷で空母を製造するというロマンチックな珍兵器(もちろん頓挫)

2016-08-05 03.43.
ここは我が家で一番涼し気なサメコーナー
氷山に見立てた水晶の前に並べた流線型(オルソセラスの化石)とアイスキャンデーのような軍艦文鎮。そこに非情のフカがみえかくれするように景色がつくってある。

2016-08-05 03.14.
これは背筋も凍るスローガン
「近代的な諸徳やその他の南風のもとに生きるより、むしろ氷の上で生きるにしかず!」…とツァラトストゥラがそう言ったのを書き写した20年前の紙切れ(引越で出てきた)温暖な気候はバイ菌が繁殖し不潔だ、不潔さとは合理的な妥協のことである。なんとキビシイ極北の教えよ!自戒の為にわたしは今一度これを貼り出してみたのです。