日別アーカイブ: 2017年4月28日

ナハ°—ム弾ラビットと私

脅迫ホ°エムで云うところの「唯の火事」とはどのようなものか?その正体を知るために行われた実験は「写真週報/昭和16年3月3日号(防空服の婦人が表紙)」に報道されている。われらの水と砂と筵と闘魂で一泡ふかしてやらう!と鼻息荒く焼夷弾の猛火に挑んだその結果は?…被害の過小評価と黒焦げの惨状写真のギャッフ°がスゴい(酷い)爆弾が炸裂し理不尽さも炸裂!

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「大型焼夷弾はどうして消すか」
昭和18年2月14日 大阪府新淀川の河川敷にて爆弾投下実験を開催(観衆30万人!ほんとうかな?)

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黄燐20/50キロ弾、大型油脂20/50キロ弾(米軍のホンモノ)を使用。着弾点から5km/10km/20kmの地点に木造家屋、ウサギ等の「供試物料」を設置し爆風と燃焼被害と鎮火活動を検証。

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水と筵と砂を使って油脂50キロ弾を3分35秒で見事鎮火(たった3分で全焼したともいえる)防毒面を付ける間を惜しんで即時に消火活動せよ!ということで、今までしつこく押売してきた防毒面は登場しない。煙には害が無いと書いてあるが、ナハ°—ム弾の材料はベンゼンなどの有害物質でもちろん煙も有毒(もちろん唯の火事ではない)

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各地点のウサギを「一部火傷/半身火傷」と生存の確認をする。しかし写真のウサギは瀕死もしくは死亡してるように見える。
もしこのような実験がおこなわれたら。私は直ちにふるえるウサギ達を解放し、彼等とともに河原を走り、脱兎のように私も逃亡しよう(君も一緒に逃げよう)