「すべての葉っぱの裏に暗示が潜んでいる」黒々と執拗に描かれた樹木になんともいえない胸騒ぎを覚えたのは、渋谷区松濤美術館で河野通勢の風景画をみたときのことで、たぶんそれは10年も前の話になる。3日前その河野通勢の油絵の隣にわたしの木版画が展示してある、という報告が写真付きで突然届き、あの北方ルネサンス風フロム長野・ペトル河野通勢先生の横に飾られたこともさることながら、全く知らないうちに展覧会に参加していることにとても驚いた!
(左:河野通勢 中:田中角栄 右:有島生馬)
・ 高橋コレクション 顔と抽象———清春コレクションとともに展
山梨県 清春芸術村にて 3月18日– 5月6日