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3年前ワルシャワで

2019年の4月、ポーランドの首都ワルシャワに出張旅行をした。ドイツ軍による空爆で壊滅したことが嘘のように復興した美しい街並みに驚き、また歴史に明るくない私のような旅行者でも、侵略された当時の緊迫感を知ることができる博物館やモニュメントなど気軽に見学することが出来て、戦争を忘れないための教育の充実と展示の工夫にとても感心させられたものだ。

此度グーグルフォトから届いた〈3年前の思い出写真〉には、現在のような有事だったらもっと違った見え方がしたであろうワルシャワの長閑な風景が多数残されていた。

4月6日: ポーランド軍事博物館にて
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1944年ワルシャワ蜂起のシンボル・KUBUS (クブシュ)実物。子供までレジスタンスに協力したというナチスに対する熾烈な抵抗。普通のトラックに装甲を施した即製装輪装甲車は、ワルシャワ市民の士気の高さを今に伝える貴重な車両だ。

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ドイツ軍から鹵獲したSd.kfz.251(愛称.灰色狼)
クブシュと一緒にワルシャワ大学の突破に参加

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こちらも鹵獲車両のヘッツァー
バリケードに利用され後部が大破

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この気持ち悪い航空機はソ連の攻撃ヘリコプターMi-24Dで、ポーランドが共産主義国だった時代に運用。

…私はこの場にてお腹の不調で携帯してた大切な征露丸入りジップロックを紛失!(あとで発見)。不気味な人面ヘリをみて当時の焦りと気分の悪さを思い出す…

京都土産(工業用石鹸)

注意を払っていても手にべっとり黒インクを付けてしまい、更に汚れたその手で紙や道具をベタベタ触って汚染を拡大させてしまう癖のある私の前に〈ユーゲルパウダー〉という名の救世主が現れた!

神洗剤ユーゲルとの出会いは京都便利堂でのインク練り体験でのこと。受講者の皆さんは手を汚さず練っているのに何故か私だけ手が真っ黒…。いつものことだしまあいいか、と思ってたら「手洗い場にあるピンクの粉を手にまぶしてから水洗いしてください」とご指導が。先生の言いつけ通り洗ってみると「す、凄い!」しつこい油性インクがみるみる溶け、流水とともに流れて行くではないか!洗浄力の感動をそのまま先生に伝えると帰り際に「作業台をようけキレイにしてあげてください」ジップロックにたっぷり入ったピンクの粉を手渡してくださった。有難うございます!ユーゲルのご恩は決して忘れません。

(京都のお土産)
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「油性インクは洗っても落ちないからしょうがない」と開き直り、爪や指紋が黒いまま平気で外出していたのだが、ユーゲルの登場でその言い訳はもはや通用しない!27年間使用の灰色スチール机の古傷に染み込む黒インクもユーゲルで洗浄可能ではあるが、掃除が苦手なので本気でキレイにする日がいつになるかはわからない。
同類商品に〈ピンクの天使〉というファンシーな名前の魔法の粉もあるという。しかし私はドイツ語ではないけどドイツっぽい語感の〈ユーゲルパウダー〉一択だな!