月別アーカイブ: 2024年5月

キャッチ&リリース(緑の日)

2年前の5月、宅配ボックスの蓋に挟まれ、引っこ抜かれたミニ石蕗を鉢植えにした。その後植替えしたり株分したりしながら観葉植物の代用として観賞。
私としては盆栽のようにずっと可愛いサイズのままでいて欲しかったのだが、どういう訳か先月から急激に巨大化!ミニつわ君&ミディつわ君の双方ともデカい葉っぱがにょきにょき出て、根っこも伸びに伸びて鉢がぱんぱんに…顔色(葉色)も悪くなりこのままでは死んじゃいそう!意を決し通常サイズに成長したミディつわ君を庭にリリースすることにした。(それは緑の日の出来事だった)

巨大化したミディつわ君を庭にリリース
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お外でも達者でな〜

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翌朝みたらグッタリ瀕死状態!日当たりが良すぎた…

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すまぬ許せよ…日陰に引越しだ!元気になーれ

(プラントハント)
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ミディつわ君の鉢にミニつわ君がお引越し
ミニつわ君のいた鉢に羊歯太郎。新しい鉢に羊歯次郎
(子供のシダを庭から誘拐。大きくなったら庭にリリース)

或る晴れた日のホワイトテロル

昨日は憲法記念日。法律がテーマの朝ドラ『虎に翼』で、帝人事件(が元ネタの話)の判決が下る山場が昨日だったのは偶然ではないはずだ。自白供述済みの不利な窮状で、被告16人全員が無罪に転じるスリリングな法廷劇は単純に楽しめ、無事にパパが帰り一件落着…と、ドラマは痛快で面白いけど、大正時代から続く白色テロの嵐真っ只中、昭和初期の恐ろしい世相が描かれてないことが(階級闘争好きの私としては)少し物足らない感じもする。

現に帝人事件の前年1933年に起きたプロレタリア小説家・小林多喜二の拷問死は本当に凄惨。虫ケラのように弾圧される側は、法という名の正義の天秤にかけられることもなく抹殺。たとえ裁判にかけられても不当な重刑で獄中死…そんな残酷コースが常態化してた時代に触れず正義を問うのなら…さては寅ちゃん、貴女やっぱりプチブルですね!

俳人アナキスト和田久太郎の死
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1923年9月、関東大震災直後の甘粕事件で虐殺された大杉栄の親友だった和田久太郎は、報復のためにテロを企てるが失敗に終わる。そして無期懲役(後に20年に減刑)の刑で服役中、極寒の檻房で自殺してしまった。

戦後になり、友人の望月桂は久太郎の遺灰で花を育て、かつての同志たちに押し花を送り〈あの世からの花〉と題する。

やるせない2冊
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『何が私をかうさせたか』の著者、金子ふみ子も関東大震災のドサクサに乗じて理由もなく逮捕された。獄中で数多くの短歌を作ったが23歳の若さで獄死した。

『差別が奪った青春』は1963年に起きた狭山事件の容疑者・石川一雄氏の無実を訴える劇画。つらすぎて細かく読んでないが、ここに描かれてる暴力による自白強要、狡猾な誘導尋問、証拠のでっち上げが本当なら、裁判以前に警察が大問題だけど?

青臭い5月の到来

昼下がりに玄関を出ると、庭のジャーマンアイリスの花茎が風で倒れていた。厚ぼったい花の咲いた長い茎をハサミで切って花瓶に差してから再び外に出る。
商店街では薫風に煽られながら2羽の仲良しツバメが忙しなく飛び交っている姿があり、毎年来るのが早すぎるように思える5月の到来を実感する。

四畳半の部屋に戻ると、ジャーマンアイリスが発するモワッとした青臭さで室内が支配されていた。そういえば去年も一昨年も「この花は綺麗だけど臭い」と全く同じことを思ったのだ。(これが5月のにおい)

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私には青臭いジャーマンアイリスも〈石鹸や青リンゴみたいな良い香り〉と好意的な感想もある。カメムシにも青リンゴ臭の爽やかオナラの種がいるという。(似た臭いか?)