ニュー松島も近美コレクション展も終わり季節はもう師走。新作を年内に刷り上げないといけない私だが、燃え尽きた炭に火は付かず、一刻一刻を無駄にして過ごしているのだった。
〈時間の無駄遣い促進本を紹介〉
かざまランドで流行中の古文書収集で、こんな旅の本を見つけたヨ!現代のサインペンで表紙に『道中絵圖』と書かれたミニ和書の中身は、53ページに渡る1本道(日本橋〜鴨川三条大橋)で、ページ数と宿場名から一本道は東海道だろう。492㌔の長い道中、旅人の懐を出たり入ったり繰返したはずの本はボロボロというよりフワフワな塵紙のよう…。ポケットティッシュみたいになったロード53が徒歩旅の夢に誘うのであった。
ミニミニ道案内
本当の書名と出版年不明(誰かが後で付けた仮の表紙)
(脇道は不要!!)
武蔵→相模(ここは戸塚)
朱墨の点線が徒歩ノルマ達成の足跡を残す
(どこだろう?)
「ごんげんの人穴 富士ト公?」の謎。上に書かれた「追分大山八王寺」をヒントに探すと、八王子市の富士森公園内にある浅間神社に辿り着いた。人穴とは何か?現存するのか?行ってみたい(来年に!!)