日別アーカイブ: 2014年4月9日

BIOの罪と単細胞

久方ぶりに風邪をひき、ここ2日間熱を出していましたが、有難いことに今日は電車に乗れそうなほど回復。午後1時からの小保方さんの記者会見をテレビで見終わってから、本日最終日だった日暮里HIGUREの展覧会にもどうにか行くことが出来ました。
精神的にも疲弊していると報道されていた小保方さんは、以前と変わらずツルツルお肌でさほどやつれを感じませんでした。彼女の顔を見ていると「この人は生命を操る倫理問題とか1ミクロンも考えたこと無いだろうな。」と思ってしまう。自らに貼られた「未熟」のレッテルを謝罪の言葉にコピペして涙目に謝る姿と「STAP細胞の作製は200回以上成功してます。」とケロっと答える無邪気さの狭間に見せる「科学」を信じて疑う余地のない狂気をはらんだ眼差し…。成果至上主義の勝者には「倫理」などといった無駄な思考は進歩の妨げにすぎないだろう。

私は風邪をひくのが好きです。小中学校のときに病気で学校を休むことも多々ありましたが、仮病に極めて近い場合もあったので、目に見えて症状が出る風邪は正々堂々と学校を休める免罪符なのです。いまでも風邪をひけば怠けてもOKな気持ちは相変わらずです。(ダメ人間!)
病は気からという言葉は本当で、学校に行きたくないと思えば体調も悪くなります。しかし子供心にも良心の呵責があります。風邪や喘息は苦しいけど学校に行く辛さよりはマシでした。
こうやって不登校を続けていると毎日学校から電話がかかって来たり、友達でもない生徒が先生の差金で「お見舞い」を装って偵察にきたり…。おかげで今だに電話が苦手。中一のとき「あなたは学年で5本の指に入るぐらい知能指数が高いんだから、学校に来てちゃんと勉強しないともったいないわよ。」と女教師から電話がありました。笑止!手に負えない劣等生に自信のひとつでも与えれば登校するとな。学校が好きで教師になった人には吐き気がするほど学校が嫌いな理由は分かるまい!(残念ながらIQの高さを実感したことは無い。ガセかな?)

健康不良にも良さがあります。学校、習い事、塾にと毎日忙しい元気っ子には持てない一人の時間があります。きっと優等生の小保方さんには無駄な思考をはさむ無駄な時間など無かったのだろうな…。人間は他を犠牲にしても許されるほどエライのか?科学者の成功がすべての幸福につながるのか?栄誉ある人智にとって拗けた愚問など無用ですね。

houraku
寳樂 圭さんの作品。
制御できない分子の滲みとコントロールされた造形。
春の池に漂うカエルの卵のような…生命のいじらしさや不気味さに似た感覚。
(HIGURE17-15cas 寳樂圭「レオロジー」展より)