日別アーカイブ: 2014年11月17日

俺のララバイ☆

朝方まで作業してから寝る毎日なのですが、最近めっきり冷え込んで来て布団が冷たい!さ〜て寝るか、と布団に入っても、運動不足と寒さでなかなか寝付けません。なので自分で自分に子守唄を歌って寝かせつけるようにしてます。…星の流れに、唐獅子牡丹、東京流れ者、ねりかん(練馬鑑別所)ブルース、網走番外地…とひとしきりヤサグレ・ソングを歌い続けるうちに、だんだんと布団も温もり、歌うのも飽きて来ていつの間にか夢の中です。
「身から出ましたサビゆえに〜夢を見てさえ目が濁る〜恨む親でもあればいぃ〜いい、一人生きてく世が寒〜い〜♫・・うぃ〜マジ寒い!」と顔を布団に埋めながら「寒さが絶望を加速させることもあるのだろうな…」と極寒の獄中で首吊り自殺をしたワダQ(甘粕事件にたいする報復狙撃テロで殺り損なった和田久太郎)に思いを馳せたり…。寝る前の考え事は他人事が正解です。

ところで網走番外地。映画はテレビで何回か観たはずなのに全く記憶がないです。基本的にあまり映画を観ないし、観ても覚えてないタチなので不思議ではないけれども、ワンシーンも覚えてないとは!高倉健主演映画といえば「大脱獄」は珍しく映画館で観ました。17年前、今はもう跡形も無い『川崎国際』という国際とは名ばかりの、東映、日活しか上映してなさそうな、労務者の休憩所を兼ねたような映画館にて、この「大脱獄」と空手家・山下タダシ主演「ザ・カラテ2」と菅原文太主演「トラック野郎ー南国土佐を後にしてー」のカオス3本立てで観ました。でもって、やっぱり内容は鮮明に覚えてなくて、「大脱獄」は刑務所を脱走した死刑囚が寒さをしのぐため、自分の小便をビニール袋に入れてカイロ代わりにするシーンと、極寒の雪原でホワイトアウトして発狂した囚人仲間が、女物の深紅のパンティ一枚だけ着けた裸の姿で、真っ白な雪の上で死んでる所しか覚えてない。「ザ・カラテ2」は盲目の空手ファイター山下が、敵から次々と送られて来る世界の刺客達と死闘を繰り広げる、というストーリーなのですが、安アパートのベランダからアパッチ(?)の刺客が、山下に向けて弓矢をシュッと放ってくるシーンと、山下が樹木相手に蹴りの猛特訓するシュールな場面しか覚えてない。「トラック野郎」で覚えているのも、桃次郎が病床に伏せっている老人の周りで大暴れして、石川さゆりのレコードを割るシーンと、クリスマスパーティーの会場でこれまた大暴れする、悪夢みたいなファンタスティックな場面だけ!….いくら映画を観ても強烈なドギツイ場面しか印象に残らないのだから、きっと健さんの渋い演技は私の鈍い脳細胞には届かないのかも。良い作品を観てもコレでは勿体ないし申し訳ない。すみません…。
…それから「健さんの映画を観ると強くなった錯覚に陥る」という噂は本当でした。川崎国際でも後ろの席のオッサン2人のあいだで「大脱獄」後の幕間にケンカ勃発!すごいぞ健さん効果!
(トラック野郎・桃次郎のガサツな振る舞いに納得がいかなかった当時の私は次の日、勤め先の町工場で、中高年の従業員4〜5名に「トラック野郎のどこがいいんですか?」と質問してみた。そしたら異口同音に「男気と人情だよ」と答えが返ってきて、「あれが人情だって?工場の人は雑だな〜」と人情のベクトルの違いにガッカリした)

もうひとつ網走番外地の想い出。それは高校卒業してまもなく、母校の都立S町定時制高校から「在校生に贈る言葉として文集に文章を寄せて下さい」という依頼を受けて書いた文章。
「学歴なんか気にせず、今の自分が生きているその場所で頑張れ」という意味をこめて、網走番外地の『何処で、何処で死のうと俺は俺。何処で生きようと人は人。』という歌詞を引用して応援メッセージを贈ったのですが、後で考えてみると、この何処って刑務所も含まれてますよね?番外地だし。いくらヤンキーの残党や、暴走族のメンバーが潜入してる(という噂があった、グループ名は怖いので書かない)学校といっても、さすがにムショに入っても頑張れは無いよな〜。まあいいや、塀の中でもケセラセラ。その名も網走番外地。

生死
マイアミのアートフェア用の作品「スクールウォーズマン(生死)」の版木が彫れた!
番長とは、表の秩序「校則」を破壊しつつ、裏では暴力の秩序を構築する善悪の彼岸的存在。
不良でありながら人望がある。というマンガの中での性格は、秩序と無秩序を内包した、さながら太古の神(ヤ◯ウェとか?)のようでもある。