月別アーカイブ: 2015年7月

森で海を彫る2

やっと第一弾目「むつバージョン」が彫れた(なんで第一弾かは秘密)。短期間で彫り上げる予定でしたが、結局一版に2日もかかってしまった…。下絵にいいかげんな箇所(彫りのときに修正しようと曖昧にしたまま)があり、何度も手直しするから時間を食う。まあとにかく彫れたので次は刷り作業です。

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縦2・4メートル。大きさは右上の悪霊(文庫本)と比べられたし。

2015-03-14 14.13.02
着想に多大な影響を与えた「江差餅つき踊り」(NHKふるさと祭りより)

この壮大で禍々しく秘密結社的な神秘性をにじませる画像をみた瞬間、アンタイルの歌曲「ファイティング・ザ・ウェイヴス」を連想しました。
「波との闘い」はイェイツの同名の劇のために作られた伴奏で、英語のため内容は不明ですが、たぶん強大な神(ビッグウェイヴ)と、楽天的で矮小な民族の押しては返す果てなき抗争が描かれているのだろう。と勝手に想像。
理性に支配されたが故の貧困。人間はちいさく、労働は続く…イェイツは読んだことがないので、東京に帰ったら本を取り寄せたいです。

こわい話

それはレジデンス仲間の永岡さんと酒を飲みながら談話中の出来事。あとは寝るだけという気楽さとアルコールの力で話は興に乗り、話題はシャーマン、第六感、宿命、夢の啓示とおよび、深夜1時に差掛かろうとしたころ、永岡さんが奇妙な夢の話をはじめました。
徳島の山奥にあるレジデンス施設に宿泊した夜。眠りに落ちて直ぐこんな夢を見たそうです。…河原で女の人から「ご神体の無い祠が怨霊の溜り場になっている。助けてください。」と懇願されると、ムクムクとしたドス黒い念の塊が襲ってきて苦しくなり目が覚めた。…次の日友人に案内されて目の当たりにしたのは、村おこしで新設された「幸福神社」という名の、貧乏神を模した人形を虐して遊ぶストレス解消アトラクションと、ほど近い河原にひっそりとたたずむ古い祠。そこには女の神様が祀られているという…。
このお話だけでも鳥肌ものですが、私が「何にだって形のあるものには魂があるのに、人形をバットで叩いても平気な人間が恐ろしいね」と話を続けると、突然「バンッ」という音とともに暗転!非常電源の薄明かりのなか、背筋が凍り付きました。この現象は「賛同の意思が示された」という見解で落ち着きましたが、あるんですね〜。この森の中には非合理的な強い力が存在している。奇妙な現象も不思議と思えない『何か』を確信しております。

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エレガントな蜘蛛(黄色いのが胴体、黒いのは影)