月別アーカイブ: 2016年6月

続々発掘

所帯道具とその他諸々のガラクタを大量処分したはずなのに、いざ片付けようと手をつけはじめてみて、全く規模縮小の努力が足らなかった事に気がつき愕然!連日連夜挑んでいるのに絶望的に室内の景色が変わらないときたヨ。ぎゃふん!引越悪夢が続投されるなか、ひょっこり発掘される品々はどうして有るのか不可解なモノも多い。今夜はこの逸品です。

2016-06-16 17.37.
森厳な表情をうかべた偶像は、原始林から顕現した精霊ではなく
原子炉「弥生」竣工を記念した実験炉型の文鎮である。

2016-06-26 01.48.
「原子力」とテープで大書きされたお菓子の缶から発見された(すっかり忘れてた)
もちろん缶の中は原子力資料でギッシリだ!

2016-06-26 02.48.4
たとえば、銀色の表紙がクールな赤塚不二夫の漫画などもある。
科学の夢と危機シリーズ1「ニャロメの原子力大研究」

男の盛装(磯編)

これも磯でのファッションスタイルのお手本。まるでパーティーから一人こっそり抜け出して磯辺を彷徨してるよう…風景と服装のチグハグさは旋風児=マイトガイならではの奇抜さ!

2016-06-18 05.47.
岩場に佇むマイトガイこと小林旭
羽織ったトレンチコートの下はタキシードだろうか?粋な白のマフラーと黒の蝶ネクタイが主賓の品格を醸し出す…。パーティーの主役に相応しい着こなしといえよう。だがここはパーティー会場ではなく磯辺だ。

〈警告〉
磯の岩礁地帯にはヒザラガイ、カメノテ等の固着生物や、アオサ、岩のりのような海藻が生えており足下が悪い(私は何度も転んだ)。カッコいい革靴で岩礁を散歩しヒザラガイで滑り転倒し負傷。こんな結果になっても責任はとれません。

メンズ・ワールド

東京の水瓶である利根川水系8つのダムが、夏をまえにすでに取水制限が必要なほど水位が下がっているという。そんなに雨が降っていないのか?相変わらず仕事をためこみ外出もままならぬ身で、天候の変化に鈍くなってしまった私。
このように人とも会わず、昼も夜も家の中で歌ばかり歌っているとノドも渇くし心も渇く。その渇水状態は利根川水系のごとし、利根川河原の枯れススキのごとしである。このまま潤いなく過ごしてたら本当に枯れちゃうので、せめて心の慰みに愛する男達の歌声でも聴こうじゃないか!

2016-06-15 21.07.
なんて男臭く美しい昭和の男達よ!
「決定版!高倉健」
任侠映画の音声と生々しい健さんの歌声が交互に編集された濃いCD。それは足抜けし難い裏町稼業のラビリンスそのものだ。
「小林旭/抒情歌謡曲集」
船頭小唄、君恋し、東京流れ者など名曲ぞろいのCD。すっかりオッカナイ人になってしまったマイトガイの歌唱力は群を抜いている。
「水原弘全曲集」
全曲集といって全部ではないCD。昔の印象は憂いのある実力派だったけど、今聴くとそんなでもないかな?異色のコミックソング「へんな女」…へんな格好してるへんな女/へんなものすきなへんな大人…(この歌詞の該当者は私だ)
「田端義夫 古賀メロディーを唄う/男の純情」
古賀先生曰く「バタやんの声には涙がある!」そのとおり!男の純情はやっぱりバタやんだね。
「村田英雄ゴールデンベスト」
4月中に「無法松の一生/度胸千両入り」をマスターするとここで宣言したが、出来としては85%程度の自信がある!お酒を飲ませてくれたら歌って上げましょう(私でよけりゃ)このCDで他に好きな曲は「蟹工船」

2016-06-15 20.45.
メンズ・カジュアル(磯編)
この夏、磯に遊びにいく紳士諸君におすすめの磯カジュアル。
紺で縁取られたヘンリーネックとムッチりしたシルエットのくるぶし丈のチノパン。注目のアイテムは革のスリッポン(ビジネスシューズ)フナムシにモテるかな?

(続)発掘

スッカリ忘却の彼方に仕舞われた数々の品。この作品も旧居アトリエの凹みスペースの一番奥に押し込められてました。久々に見た瞬間そのバカさと野蛮に「若いってスゴいな…」と思わず呟き、今はその野蛮が馴化されつつあると危機感を覚えたのでした。

2016-04-22 04.48.
男の世界をスラックスに描いた絵画。
当時(22才ぐらいだったか?)憧れだった劇画風人物=中村敦夫、加藤剛、C.ブロンソン、R.レッドフォード、J.P.ベルモント等の特徴をザックリとらえ、オス鹿とともに紳士物ズボン(スラックスと呼びたい)にアクリル絵の具がないのでジェッソとクレヨンで描きました。
15年振りに発見された作品をよく見ると虫に食べられて穴だらけ…。ウール素材でさぞかしウマかったに違いない。

 

発掘

不気味なハサミ写真を掲載してからパッタり交信が途絶えてしまった!その理由は、引越しのせいで出来なかった仕事をモーレツにこなしていたから。作品で足の踏み場もない(本来の作業場である)一階の部屋の片付けに着手せぬまま放置!で二階のお座敷で座卓での作業は、畳上でゴロ寝の誘惑との戦いです。(作品パネルに包囲された灰色のマイ事務机をはやく奪還せねばならぬ!)

2016-04-22 11.04.3
引越し中にいろいろな箱が出てきました。
まだ行ったことのない北海道の郷土銘菓の箱の中身は?

2016-04-22 11.05.1
「ガレキ」
コンクリート片、象牙色のタイルには「東洋キネマ」とシールが貼ってある。

2016-06-02 23.21.09
かつて神保町に存在してた「東洋キネマ」はガクガクしたヘンテコ物件。
解体現場でガレキを拾った時は、何か歴史的な遺物を採取したかのような高揚感だったが!