月別アーカイブ: 2022年6月

インベーダーを探して

愛用のアディダス社製スニーカー(黒いインベーダー)を夢の中で遺失!
見知らぬ地方都市の駅ビルに立寄ると出入口に下駄箱があり、客はここで靴を脱がねばならないようだ。土足厳禁のルールに従い買い物を済ませて戻ってくると下駄箱に入れたはずのインベーダーは見当らず、数名の外国人たちがニコニコしながら自由に靴を選んで試し履きしているのだった。さては無料リサイクル『ご自由にどうぞ』と勘違いしてるな…でも日本語は通じなさそう…。勇気を出してスニーカーの行方を訊ねてみようか?と逡巡しながら「あれ?これ夢か…」と覚醒し始め、起きてみるとやっぱり夢だったので心底ホっとした。
(この他にも)ひめゆり学徒隊のセーラー服(遺品)を古着屋で見つけたり、ヒヨコの体重測定をする仕事についたりする最近の変な夢はすべて酷暑のせいだろう。

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来世はミカン虫?

『発心集下巻』に〈末期を迎えた瀕死の尼僧が「隣家の庭になっている橘の実が食べたい」と所望したが、非情な隣人(僧侶)は1個も分けてくれなかった。すげなくされた尼僧は「ケチ坊主め…来世は橘の実に巣喰う害虫に生まれ変わってやる!」と恨み言を吐いて死んでしまう。そしてその翌年、実った橘を僧侶が割って見ると、実の中に白い幼虫がビッシリ湧いていた!お終い〉という話が収録されている。
これには「良い願い事は成就し難いが、悪い願望はすぐに叶ってしまう。なのでうかつに呪ってはいけない」という鴨長明による助言が添えられており、たった1個のミカンへの執着で往生に失敗し、つまらない虫に転生してしまった尼僧を反面教師としてあげているのだった。

先週末友人から「相談がある」と連絡があり、かざまランドから徒歩3分の沖縄料理屋で会合。この店の人気No.1サワー〈目覚めのシークワーサー〉を旨い旨いと絶賛しながら二人で立続けに7杯も飲み、終わってみればこの会合は、相談を口実とした通常の飲み会であった。このように柑橘系ドリンクばかり注文していると来世は柑橘の汁をすする虫に生まれ変わっちゃうかもよ?(絶対にイヤだ)

秘密の原液 &タコガラス
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非常に無口な店主に「このサワーって何が入ってるんですか〜?」と質問する人懐っこい友人。無駄口をきかない主が機密情報を客に漏らすわけなかろう…と思っていたら(意外にあっさり)厨房から実物を持ってきてくれて、簡単に入手可能な果汁であることを教えてくれた!(案外気さく)

泡盛ファイル
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沖縄48島の泡盛が150種!
(花粉症に効く泡盛「ファンシー」とは?)

前世は船頭?

20歳の頃より愛聴の青江三奈歌唱『船頭小唄』録音テープは、繰返し聴きすぎたせいで伸びきってしまい今はもう聴けない。関東大震災前年に大ヒットした大正デカダンスな流行歌は、あまりにも暗く厭世的だったので「この歌が大地震を誘発したのでは?」と噂になったのだという(そんなはずないだろう)。
私は「死ぬも生きるも ねえおまえ 水の流れに なに変わろ」という2番目の歌詞が好きで、世間との関わりが薄い船頭の職につき、この世の無常を悟って毎日淡々と船を操る人生も良いものだなぁと、淡い船頭ロマンを抱いたものです。しかし橋を渡ることですら怖いので、グラグラ揺れる小舟に立乗りなんて絶対に無理!船頭さんへの憧憬はファッションまでにしておこう。

(船頭気分で!!)
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俺もおまえも利根川の 船の船頭で暮らそうヨ!

(すごく遅れて昨日やっと刷れた…)
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屋形の色は黄染め? 黄漆? 丹塗り?という疑問は不要だった(なぜなら完成形は白黒だから)
白と黒に翻弄されながら白黒の川を無事に渡ることが我々船頭の仕事!

わくらばを…

ここ数日、仲宗根美樹の歌う『川は流れる』を覚えようと聴いているのだが、スローテンポな曲であまり抑揚がなく、半音上がったり下がったりする箇所がとても難しい。発音も独特で「れ」は巻舌で「レェ」、「は」は「ファ」に近く、初めて本人歌唱を聴いたとき仲宗根美樹さんは外国の人かと思ったら沖縄出身の人だった。
『川は流れる』は藤圭子、美空ひばりもカバーしていて安定の上手さだけど、1961年発表の仲宗根美樹オリジナルが抜群に素晴らしい!極端に遅いテンポと間の長い歌い方は、能の謡曲や和歌の読み上げを彷彿とさせ若者の無常観を描いた歌詞に合っており、歌謡曲なのにうつし世の遣る瀬なさを詠んだ万葉の歌のように聞こえる。琉球の言葉には古代日本語の発音の名残があるというから、不思議なイントネーションがより一層いにしえのセンチメンタルを連想させるのかも?

歌い出し「病葉(わくらば)を きょうも浮かべて」の病葉とは、青葉が繁るころに季節外れの紅葉化をした葉っぱのことで、夢と希望を抱いて上京した若者が都会の厳しさに疲れ、急速に気持ちが枯れてゆく様を病葉になぞらえたのだろう。汚い水が夕日の反射でキラキラと綺麗に見える時間、ドブ川を眺め「嘆くまい あすは明るく」と自ら励ますが、その言葉とは裏腹に明日もきっと暗そうだ。

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(あすも明るく)

婚姻色ビニ傘

先日電車の中でミヤコタナゴの婚姻色そっくりな虹色のビニール傘を持った女の子を3人見た。どうやらこれは最近流行のオーロラ傘という商品で、これをアミダにさすことで、あたかも阿弥陀如来の光背のごとく後光が差し、女の子がキラキラ可愛く見えるお洒落アイテムなのだそうだ。虹色のキラキラで異性を誘う目的ではミヤコタナゴ(♂)の婚姻色と何ら変わりなく、ミヤコタナゴ(♂)が栃木県ではオシャレブナ、埼玉県所沢市ではナナイロと呼ばれているのも納得だ。

天然記念物をめぐる口論
国指定.Mタナゴ vs 県指定.Mトミヨ
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淡水魚漫画『ドジョ戦記』より

Mタナゴ「ミヤコタナゴは栃木ではオシャレブナと呼ばれておるのだ」
Mトミヨ「はあ?どこがオシャレなんだよ」
Mタナゴ「きまってるだろ婚姻色が だ!」
Mトミヨ「おれらだって天然記念物なんだぜ」
Mタナゴ「初耳だな ウソだろ?」
Mトミヨ「ウソじゃネーよ 熊谷市指定 熊谷市長のりっぱなお墨つきだぜ!」
Mタナゴ「レベルがちがうな お話しにならんよ」

ムサシトミヨのセリフ〈熊谷市指定〉というのは間違いで、実は〈埼玉県指定〉が正しい。
12年経ってからの訂正をお許し願いたいが、漫画は2冊しか売れなかったので問題無いだろう。

キャッチ&リリース(G)

平打ち麺の塩ラーメンを作ってビールを飲みながら美味しく食べ終わり、空ドンブリを流しに置こうとしたら黒っぽい昆虫が早歩きで移動してた。これは我々の生活空間に多く生息し、大変嫌われている種類の昆虫だ。(さてどうしよう?) 私は奴の行く手を先回りしポリ袋の罠を仕掛けた。すると思惑通り、コソコソと逃げ隠れたつもりで袋に入って行き捕獲成功!捕らえてみるとかわいい感じもするが、屋内にいることは推奨されないのでポリ袋に入れたまま夕暮れの街路に連れ行き解放した。

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(写真をぼかしてみました)

ふるさと便り

先週金曜日、ムサビ学園学友の個展を観に銀座一丁目へ行き、帰りは広島県→山形県→沖縄県のアンテナショップをハシゴした。各店舗お国自慢の魅惑的特産品に溢れ、あれこれ欲しくなってしまったが我慢して厳選数点の食品を購入。その中でも皆さんに紹介したいのは山形県産油揚げ。この油揚げは昆虫の巨大繭か巨大蛹のような形体をしており、私はその独特な姿に心奪われた!スマホで検索してみると「俵型油揚げ」が正式名称らしい。このミステリアスな形状の油揚げをどうやって食べようか?

(私には縁もゆかりもない)ふるさと物産
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(だが結局)菓子/乾麺/漬物など合計13点も買ってしまった!これはその一部
ローカル色溢れる品々は並べて眺めるだけでも満足!
『こばやし 味の手造り』桃色の文字がかわいいビニール袋に封入されているのが俵型油揚げ

ポワポワ軽〜い!かわいい〜♡
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かわいい〜!可愛すぎる油揚げよ!!

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納豆とネギを入れて焼いてみたよ♡
意外にコシがあるポワポワ表皮は前歯で切断するのに労するが美味しい。
(子ウサギを屠る野獣のように鼻に横ジワを寄せて齧り付かなければならない)

瞼の歌手

コピーした福田こうへい顔写真でキーホルダーや缶バッジなど海賊版グッズを密造し、警察に追われるスリリングな夢を見た。それは寝る前に布団の中で、福田こうへい歌唱のYouTube「瞼の母」「涙の酒」「浪曲子守歌」を観て心底感動したのが原因で、特に「瞼の母」は今まで聴いた歌手の中で一番上手く、セリフの場面では股旅衣装を着てない福田こうへいさんが、番場の忠太郎その人に見えるほどの迫真の演技で鳥肌がたった!このような強烈な印象を瞼の裏に焼き付けたまま眠ったせいで、私は夢の中で違法グッズを製造する犯罪者になってしまったのだ。(上下の瞼を合わせてジ〜っと考えてりゃ、会ったことのない福田さんの姿が浮かんでくるんだ。)

『魂』と書いて「こころ」
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〈昭和の歌人たちを追いかけて…〉という副題のとおり、三波春夫/村田英雄/春日八郎/三橋美智也の名曲をカバーした素晴らしい一枚!貸出用プラスチックケース入りだけど図書館で借りたのではなくレンタ落ちを購入した。名歌手に対し失礼なので、5月発売の新譜『ふるさと便り』は新品を買おうと思う…

良い曲ばかり!
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どの歌も本家とはまた別の上手さ!
『大利根無情』の第一声「利根〜の〜」と『無法松の一生』度胸千両の歌い出し「空に響いたあの音は〜」が衝撃的。どこまでも伸びる歌声の開放感は異次元!

ドレスコード

招待されたお誕生会の服装規定が「宇宙人風」だったので、タンスからキラキラした服を引っ張り出して着てみました。地球外の人類に遭遇したことがないので実際の姿は再現不可能ですが、とりあえずステレオタイプな宇宙人像に寄せて、私は午後の明るい電車に乗り、川崎市の普通の民家へと向かいました。

主役よりもチューブに夢中な客人
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ワレワレハ.イセイジンデハナイ.
ドイツ人アメリカ人ニホン人ダ
米国友人のグレイ衣装は驚安の殿堂(ドン.キホーテ)で3000円ぐらいだったという。
3000円でグレイの皮が買えるとは!!さすが激安から驚安に変わっただけある。

土星は凶星

占星術では土星は制限を意味し、厳しい試練を与えてくる凶星だという。
先日私はサザエさん通りのリサイクルショップで、この凶星刺繍がほどこされた小型ポシェットを激安100円で購入した。昨年入手の透明サンダル、先週届いた菅笠とともに、この夏のお洒落アイテムとして大活躍の予感!しかし(土星の影響か?) 現在制作状況が厳しく時間に制限があり、これらを着用しお出掛けするチャンスはまだ先なのだ。

(夏のモード)
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菅笠(¥900/ヤフオク) 透明サンダル(¥330/キャンドゥ) 土星ポシェット(¥100/モードオフ)
不吉なムードの凶星刺繍ポシェットを虚無僧の明暗箱のように首から垂直に下げて、笠を目深に被り、透け透けサンダルをつっかけて遥か彼方に逐電したい。