天気雨が素敵な荒天の日曜日、川崎市岡本太郎美術館に行って太郎賞展に選ばられた知人の作品を鑑賞したのち、ツツジと喘息封じで有名な古い寺〈等覚院〉を訪ねることにした。
美術館のある枡形山を越えて徒歩33分とのグーグル地図案内を頼りに歩き始めると、自分のいる目印がビュンビュン高速移動し、おまけに何通りもある山道のどれを行けば良いかも不明…。さてどっちだろう?と分岐点に立つとそこに『落枝注意』の看板が!!! 怖いから迷わず引き返す。
普通の道路に出て、起伏がある地区を30分以上かけて歩いて行くと、古い山門とド派手な赤い花々で埋め尽くされた寺の庭、それを目当てに集合した参拝客たちの姿が現れた。目も眩むようなこの光景を「両親が生きてるうちに見せてあげたいなぁ」と思ったが、善良な両親なら極楽往生100%確実なので現世のお花を無理して見なくてもよいだろう。
4月中旬なのに満開のツツジが見られてラッキーだったが、寺よりも道中とおりぬけた(居住者よりも団地居住猫に会える)巨大団地の方が私には好ましく思えた。