月別アーカイブ: 2020年7月

秘密を掴んだ紳士達

コスモアイル羽咋の〈UFOsブース〉では、 UFO現象に対する6博士の見解を聞くことができる。専門家の談話は懐疑的なものから妄信的なものまで様々であるが、どれも興味深い証言ばかりだ。めったに聞くことのできない貴重な機密情報を語る科学(或は非科学)者の肉声は、各人2話で合計12話!(もちろん全て視聴)。その中でも特に印象に残ったエピソードの一部をご紹介しよう!

コリン・アンドリュース氏
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ミステリーサークル(クロップサークル)研究の第一人者の談話によると、小麦などの穀物畑に突如出現する巨大円形群・ミステリーサークルは、何者かによって同じ方向に作物がなぎ倒され、地上には幾何学的な図形が残される。そして奇妙なことに倒された箇所は、通常の茎より約40cm長く成長し収穫は約20%増えるというのだ。(それはいわゆる麦踏みのような効果では?)

ロバート・ディーン氏
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元米陸軍准尉、UFO相互ネットワークの役員を務めた氏の情報では、1967年早朝のイタリア空軍基地で戦闘機の整備をしていた隊員が、上空で鼻歌を響かせながら飛来する3本足のUFOを目撃。やがて滑走路に着陸すると、2名の異星人が姿を見せ「乗ってみないか?」と右手を挙げながら流暢なイタリア語で誘ってきたが、隊員は恐怖のあまりオシッコをちびってしまい、そのことが恥ずかしくて、この不思議な体験を誰にも話さず隠蔽していたという。(ないしょ話を世界中に拡散されてかわいそう…)

ジョン・マック氏
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ハーバード大学提携機関の心理学者である氏は、 UFOに誘拐され異星人と接触した人たちの証言は「現実でなく夢であってほしい」という願望から、体験を誇張したり捏造したりせず、大抵の場合は信憑性が高いものだと断言している。そして体験者の多くは、自宅に帰還した際に「ベット上の枕やシーツの位置が誘拐前と変わっていた」と話し、それが誘拐の証拠であるというのだ!(それはおそらく寝相の問題では?)

侵略か進出か?

羽咋市は古くからUFOにゆかりのある町で、江戸時代には〈そうはちばん(仏具)〉に似た飛翔体が度々目撃され、「夜間外出すると鍋のフタにさらわれる」という不穏な伝説が残っているらしい。UFO機内で「人類滅亡を回避するには自然農法しかない」と異星人から諭され、解放後リンゴの無農薬栽培に成功した自然栽培の伝道師がこの地を訪れ、その教えが根付いたのも、このような素地があってのことであろう。
羽咋駅を降りると《UFOの町にようこそ!》と大書きされた看板で歓迎される。なので「コスモアイルはUFO資料館かな?」と思って訪ねたら、意外にも日ソ冷戦下の宇宙開発競争で活躍した宇宙船や探査機の実機及びレプリカの展示をメインにした立派な科学博物館だった。
先に言っておくと、私は宇宙開発には断固反対の立場で、時折UFOが飛来してくる理由は、人類への警告(それか観光旅行)だと思っている。地球を使い倒し、いよいよ限界となったら地球外に移住する計画を「夢」のように語る、そんな虫のよさを私は禁じたい。コスモアイルへの要望は「 UFO展示物の充実」である。(UFO関連については引続き報告)

(ここが UFOの町だ!)
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擬音「ジャーン!」を形どった石像が目を引く明るい駅前。

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米国:マーキュリー宇宙カプセル(複製)

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ソ連:ヴォストーク宇宙カプセル(本物)
宇宙空間に放出され2~4日後に地球に帰還。乗員は地面か海面に衝突する直前に脱出し、落下傘で降下(怖すぎる!!)

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ソ連:ルナ24号(バックアップ機)
(お月見団子ではない)ルナ月探査機はアポロより先に月の石を採取した。

GoTo視察

金沢21美術館でのトーク会は、懸念されてた密よりも寧ろ「疎」な状態で、少数先鋭の観客皆様のご清聴により、恙無く終わりましたことを心より御礼申し上げます。幻のディスリンピック解説と古本自慢に終始しましたが、次回は実物展示とそれに付随するかたちで講演できればと思います。実現できれば…その時はまたよろしくお願いします!
(そして翌26日)第二の出張目的である〈コスモアイル羽咋〉の視察へ。金沢駅から3両編成のJRいしかわ線に乗車し約1時間、能登半島の付け根より少し上にある羽咋駅で下車。のどかな田園を10分ほど歩くと、目的地・コスモアイルが突如眼前に現れる。この宇宙船を模った巨大施設〈コスモアイル〉には何があるのでしょうか?それは次回報告。

(忽然と現る巨大施設)
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ここがコスモアイル羽咋だ!

(26.6mもあるよ)
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白黒にペイントされたこのロケットはV2ロケットではなく米国NASAのレッドストーンロケット。なんと本物だよ!

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土星は招く。施設全容は待て次号!

これは失敗

新即物主義的かつ爆発的な絵画の表紙を見て「これは良い画集にちがいない」と早合点し、全文英語のペーパーバックを買ってしまった!落ち着いてタイトルを読んでみたら「インペリアル ジャーマン アンド ザ グレートウォー1914-1918」…美術の本ではなくドイツWW1史の本だった。少しは図版が載ってるかな?と期待したものの、1910年代の古い軍装をした高官3名が地図を見て何かを相談してるツマラナい写真一枚しか無く、あとは攻略を図にした簡単な欧州地図数点のみ。
日本語でも分かりづらい第一次世界大戦の歴史は、英文と簡略な地図でさらに理解不能な久遠の境地へと去る。(今度は学童向の漫画本で勉強しようと思う。この本は英語が読めて第一次世界大戦に興味のある人にあげる)

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さっぱり「?」です。

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見た目の良い本。中身は読めないから不明(どなたか要らないか)

〈GoTo出張〉
明日25日は金沢21美術館でトーク会です。
暴走列車GoToトラベル政策とは無関係・防疫に配慮した静かな会を予定!

トンボン・ランレラン氏

テロリストの爆破予告時間の前に、この広場の群衆を無事に避難させること。それが今回の私たちのミッションだった。極めて自然に広場を閑散とさせるよう、私たちは群衆に散らばり小声で「ここにいたら危険です」と耳打ちして回った。いよいよ予告の時刻が迫り、人が居なくなったことを確認し、私たちはその場を去った。背後に爆発音と爆煙を感じながら市街を逃げていると、黒装束の一団が追ってきて「これまでか」と思ったら、彼等もまた別グループの同志であることが判明し安堵した。「どのような組織ですか?」と構成員の一人に訊くと「我々は白熱電球を発明したアナキスト、トンボン・ランレランの意志を継ぐグループだ」と教えてくれた。白熱電球を発明したのはエジソンでも彼のトンボン・ランレラン氏でもなくジョセフ・スワンであり、そしてトンボン・ランレランというアナキストは実在しない。(そう、これは全て今朝私が見た夢の内容だから)

(全ては夢)
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左様である。

告知を2件

1件目:今週水曜日(22日)から日本橋高島屋(本館6F美術画廊)で開催されるMetropolis2020展に参加します。出品作品は『黒い花電車ー僕の代ー』平面バージョンです。前回のヨコトリでは電飾仕様で展示しましたが、今回は装いも新たに額縁で展示!会期は28日までの7日間です。
Metropolis2020
日本橋高島屋本館6階 美術画廊  ←詳細コチラ
会期:7月22日(水)〜28日(火)
※最終日は午後4時閉場

2件目:今週土曜日(25日)に金沢21世紀美術館でトークをします。本来は現在開催中de-sport展にディスリンピック(A.P)で参加予定だったのですが、コロナで巡業予定が乱されて展示不可能に!なので、その場には存在しない作品(ディスリンピック)について語る会をすることになりました。
感染最前線の東京都から越境するのは後ろめたいですが、握手/ハイタッチ/抱きつき禁止で感染予防に努めます。北陸及び関西地方在住で興味のある方はよろしくお願いいたします。

de-sport展:関連トークイベント←詳細コチラ
「国民国家のエクササイズ:風間サチコ《ディスリンピック2680》を語る」
登壇:風間サチコ、高橋洋介(金沢21世紀美術館、本展担当キュレーター)
日時:2020年7月25日(土) 14:00〜15:30(開場13:45)
会場:金沢21世紀美術館・レクチャーホール
定員:50名程度(当日先着順/オンライン配信も予定)
参加費:無料
※新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から席間を空けての開催となります。
※都合により、プログラムの内容を変更する場合がございます。

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高島屋美術画廊に展示する「ネトウヨ」
額装で族車ステッカー度が増しました。

1936年のローエングリン

トーマス・マンが1933年にミュンヘン大学で行った講演『リヒャルト・ヴァーグナーの苦悩と偉大』をまとめた本を読み始めて、この講義のあったナチス政権時代の演奏はどんな感じだろうか?と気になり『伝説的ワーグナー歌手1930年代』という2枚組CDをヤフオクで買ってみた(¥760)。
さっそく聴いてみると、厳格かつ精密な現代指揮者のオーケストラに慣れてるので、昔の楽団演奏はのんびりしてて面白く感じた。歌唱も現代のように繊細なテクニックを要求されてないようで、演奏より歌声が大きく際立ち、特に合唱部分はオペラというより儀式的な祭典を思わせる。そして付属冊子に掲載された当時のテノール歌手(写真)の風体が面白いです。

(新旧:聖杯の騎士)
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左:フランツ・フェルカー(1936年のローエングリン)
右:ペーター・ホフマン(1982年のローエングリン)
フェルカーは元.銀行員で指揮者C.クラウスにスカウトされたという。
ホフマンはドイツ連邦軍の落下傘部隊出身。

タラスのト

夕方、カァカァ鳴きながら給水塔に集まるカラスを眺めながら、幼少の頃「さっちゃん、カラスの唄を歌ってごらん」と母から促され、人前で何度も童謡『七つの子』を歌ったことを思い出す。
私は発音できないカ行をタ行に変換して「タ〜ラ〜ス〜なぜナトゥの〜タラスはやまに〜」と健気に歌ったが、歌わされた理由は〈タラスの響きが面白かったから〉という他愛のないものだった。(10歳になってやっとカ行が発音できるようになり、それまでの幼児みたいな舌足らずから卒業)

(タラスがタァ〜タァ〜)
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名前もカとコが言えずタザマサチトに…

ジェイ君バレン

〈自作バレンが壊れて、ジェイ君似のカジキマグロが刻印されたNEWバレンを通販で購入〉ということを以前こちらで報告しましたが、そのジェイ君バレンを日産AA用新作でいよいよ本格的に使用開始しました。
(感想は…)お手頃価格以上の刷り易さと安定感に感動!なんでもっと早く買い換えなかったのか?黒いベタ面をペタンコに死んだバレンで無理やり刷った地獄はなんだったのか?塙先生はバレンの芯にも寿命があることを教えることなくこの世を去り、私は竹皮を張替えてさえいれば永久に使えると思い込んでいたのだ!

(本家本元)
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釣具の上州屋オリジナル・ジェイ君シール[射的]
自粛期間中にヤフオクで購入(¥100)
カジキのジェイ君&女子カジキのジェシー/ハゼ大将/豆あじ大将/投げ大将(カレイ)/投げ大将(シロギス) これらの魚類はみな軍属か?投げ大将とは?

オキちゃん硬貨

きのう輸入食品店でカレー味のカシューナッツを購入後、コンビニに立寄りレジでヤフオク代金の支払いをしたら「え〜っと、このお金は…」と店員さんが困惑気味にトレーの小銭を指差すので、見ると百円玉のつもりで出した硬貨は、玩具みたいなコインで、どうやらカシューナッツのお釣りに混じってたものらしい。(なにっ!?偽造硬貨か?)と驚きよく観察すると〈日本国100円〉と刻印があり正規の通貨のようだ。店員さんから「珍しいですね、昔のお金ですかね?」と訊かれ更によく見ると〈EXPO75・OKINAWA〉の文字を確認。「沖縄博、昭和50年とあります」と答えると「えー!! 昭和50年!」とビックリしてた。私は昭和47年生まれだから当時3歳。そう昔の人間だ。

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廃墟のような海上パビリオン「アクアポリス」の印象しかない沖縄国際海洋博覧会。公式マスコットのオキちゃんとは、100の左右に刻まれた極小(2mm)のイルカのことらしい。(かわいい恐竜シールは一昨日路上で拾った)