月別アーカイブ: 2022年11月

こうべ土産

六甲山系ダム巡りを終えて脚に黄緑の種子をくっつけたまま新幹線で帰京し、その足で(種子をつけたまま)神田神保町の飲み会に参加するために品川で乗車した横須賀線でまたしてもあらぬ方向に!やけに暗ぼったい西大井駅で「あ…またやってしまった」と気づき馬喰町方面に乗換えた。
朝〈こうべっこ〉店頭フリマで購入したばかりの木彫り熊ペンダントと不明の種子でオシャレして飲み仲間の元へ向かうと「良いペンダントだね!」と皆が褒めてくれた。私は「神戸の喫茶店で50円で購入し、値段はお店の家族一同で相談の上、最終的にはマスターが決めたんだよ」と自慢し、このお話も「良心的なお父さん」と好評だった。

こうべっこ土産(合計80円)
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かわいい木彫り熊ちゃんペンダント¥50
『宇宙(1711)』と題されたジュンク堂の手拭い¥30
(神戸ジュンク堂でも吉村宗浩氏著『悲しみの星』販売中!買おう)

(六甲山系の種子)
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10月15日に野草種子の運び屋になった私

(八甲田山の種子)
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7年前の9月12日、野草繁殖に関与した私
八甲田、六甲…次の種子運搬は四甲山かな?と思ったが四甲山という名の山は存在しない。

ウエストサイドこうべっこ

20数年前、結婚式スピーチで新婦(友人)が作ったサンドウィッチの味が面白かったことを披露した同じ神戸でサンドウィッチを満喫。
初日は新神戸駅前の〈サンドイッチ.ベーカリー.フォーク〉という売店で燻製鮭&アボカドサンドと無花果のホイップサンド(とフレンチトースト)を購入し立ヶ畑ダムの湖畔で食べた。しかし、森の静寂と引き込まれそうな緑色の湖水が怖くなってバクバクと早食いしてしまった!落ち着いて味わえばよかった…
最終日は三宮と新神戸の中間にある〈カフェ.バールこうべっこ〉という喫茶店のモーニング。日替わりサンド「ハムor卵」で卵を選択し、こちらにコーヒーとパイナップル小皿付きで500円。安い!うまい!! ウエストサイドストーリーなど昔の映画パンフレットや郷土玩具が飾られたレトロな店内には、私のような一見さんと常連客が混在するが適度なサービスで大変に居心地が良い。
両店とも美味しかったので、神戸に行ったらまた食べたい!(またすぐに兵庫に行きたい気分)

(静かすぎる湖畔にてピクニック)
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フワフワ食パンに生クリーム&生無花果!
夢のようなフルーツサンドはソワソワしながら食べたので、まるで夢の中の出来事のよう…

(こうべっこモーニング)
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抗ウイルスおしぼりで手づかみOK!卵焼きサンド最高!

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こうべっこ店頭の常設フリーマーケット
(私はここで何を購入したでしょう?)

(再び)カルメン故郷に帰る

赤瀬川源平さん写真展用文章を書き終え、今日からは芸術新潮から依頼の文章に取り掛かる。こちらは推奨映画3本について語る企画で、映画に詳しくない私が選んだ映画は(1) 木下恵介『カルメン故郷に帰る』(2) 山田洋次『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』(3)フェリーニ『道』で、いずれも30年ほど前に何回か観たものだ。
〈観ると複雑心境に取り憑かれ、事あるごとに思い起こされる〉というのが推奨の理由で、特に『カルメン故郷に帰る』はモヤモヤ感が継続すること間違いなし!観光絵葉書のような浅間山を背景に、茶色っぽい村民とケバケバしいヒロインの対比が厳しく、何より登場する人物が無知か世間知らずで、互いを理解する努力もせず無神経な言葉(ほぼ放送禁止用語)を放ち続けるのがつらい。
ストリッパーで自称芸術家のリリィ.カルメン(おきん)と村民から芸術家と認められてる盲人の音楽教師。どっちも芸術家とは言い難いが、そもそも芸術家って何だろう?(モヤモヤ)
暗すぎる歌「わが故郷(そばの花咲く)」と能天気な歌「花のパリはシャンゼリゼ」が劇中何度も歌われ、この強烈な2曲が映画鑑賞後も脳内でリバース再生されること間違いなし!このような呪縛を恐れない者のみ観るがよい!

(日本初)総天然色の悪夢(再び)
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内容確認のためレンタ落ちDVDを観よう。
そしてモヤモヤを再燃させよう。