月別アーカイブ: 2022年12月

ラストおでん(3日連続)

沖縄おでん(泡盛風味テビチ入り) 京都おでん(白味噌だれ) 神戸おでん(パールピアス親爺の店)など、今年も各地のおでんを堪能しました。そして2022年ラストおでんは自宅調理かざまランドおでんでしたが来客用で具材が多量。なので翌日・翌々日と残り物を一人で食べることになりました。(おでんは飽きない)

【おでん1日目】
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大鍋のおでん。最終会合なのでランド内で一番高級な日本酒〈氷点下熟成:純米大吟醸原酒/出羽桜〉を提供。山形県出身の客人曰く「地元民でも入手できない酒」だそうだ。お酒を一口含むとお米の妖精が舌の上で舞い踊るような…そんなお味だ。

【おでん2日目】
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ミニ鍋に移動したおでん。宴の残り物おでん/昆布蒲鉾/ほや酔明(ピリ辛)で晩酌。梅干しおにぎりと日本酒の組み合わせ(米&米)これがうまい!お酒を残して帰った客人に感謝

【おでん3日目】
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ミニ鍋大活躍!おでんうどんにアレンジ(ワカメを追加)
〈ちょい食べ鍋〉最高〜

【いよいよ大晦日!!】
16時より『年忘れにっぽんの歌』スタート!
年末J宝くじ抽選会は正午 (風水呪術の効果は元日報告!!)

旅財布★無頼派

大掃除をして綺麗になった室内に先月購入した吉村さんの油絵を飾ろう!という意気込みは未遂に終わり、掃除も何もかも中途半端なまま1年が終わろうとしている。
私にとって絵画のような立派な買い物は例外的で、年間の主な買い物は絵葉書/石/お皿/キーホルダー等くだらない小物の類だということは、読者諸君は周知のことであろう。記念すべき今年最後のヤフオク戦利品(小物)が先日かざまランド郵便受けに届いたので〈グッズ最終便〉の紹介をしよう!

【旅財布&使用済イオカード】
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現在廃止のJR東日本「イオカード」は、自動改札機へ切符同様に通して使用したテレカみたいなもの。〈旧根岸競馬場一等馬見所〉の絵葉書を探したけど無いので、競馬場写真が印刷された使用済イオカード(100円)を代わりに購入。帆布製ポーチのような旅財布(500円)とはなんでしょう?

【タロちゃん印の旅財布】
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「ほかの漬物はあっしにあ何のかかわりもないことにござんす うまい紋次郎漬にござんす」と70年代の人気時代劇『木枯らし紋次郎』そっくりのセリフと股旅姿の男(中村敦夫?)。下部ポケットには「無宿 渡世人」「話題の味」「木枯らし紋次郎漬」と書いてある。勝手にタイトルを拝借しといて「かかわりもないこと」とは紋次郎同様にアウトローな漬物だな君は!
この漬物も製造元も現存せず、漬物界にまで波及した木枯らし紋次郎ブームの証拠品として旅財布だけが遺った。

【かっこいい無頼派財布】
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おそらく江戸時代の銭入れのように三つ折りにして紐をクルクル巻いて使うのだろう。
【来年の私は】どこかの地方都市駅前の立喰そば屋へ行き、自動券売機の前で旅財布の紐を慣れた手つきでスルスルと解いて五百円玉を取り出す。そして〈かけ蕎麦〉に〈コロッケ〉と〈ワカメ〉を追加し券を買うだろう。

胸につかえた小石(もしくは宝石)

23日に発売された【芸術新潮1月号 特集 愛でたい映画】に〈鑑賞後30年経っても胸につかえた小石(もしくは宝石)のような3本〉というタイトルで、推奨映画について書いた文章が掲載されました。

文章冒頭には、10月に宿泊した三宮駅前ビジホに置いてあった布教用仏典「THE TEACHING OF BUDDHA」内に見つけた変な法話を引用し、法話に関連したお薦め映画『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』、それから『カルメン故郷に帰る』について語り、結びの一文でやっとフェリーニ『道』が登場。という内容になってます。
寅さんの主題歌にある〈ドブに落ちても根のある奴は いつかはハチスの花と咲く〉の歌詞への共感から、今回のテキストのテーマがすぐに決まり、長年モヤモヤしたままだった『カルメン故郷に帰る』について今一度考察することができました。執筆にあたり改めて『カルメン』を観直したら、セリフも展開も逐一覚えててビックリ!私はこの映画を何回みたのだろう?(それについては記憶がない)。『道』はダイジェスト版をみただけで悲しい場面を全て思い出した。涙が止まらないので全編鑑賞するのは止めました。

(ここから始まる)
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布教用仏典及び聖書。このような書物が置いてあるホテルも今時珍しい。
(聖書は開かず)学生用参考書のようなTHE TEACHING OF BUDDHAを開くと〈酒席で友人が泥酔し寝てしまったので、そいつの着物の襟の中に宝石を縫いこんでそのまま黙って別れた男がいた。数年後、すっかり落ちぶれた友人と再会した男は「着物の襟を解いてみろ。その宝石はお前と着物がボロボロになっても輝きを失わなかったのだ!」と説いた。〉という変な法話が偶然目に止まった。困った時に役立つように、宝石のことを教えてあげてたらよかったのに…ポケットにメモを忍ばせておくとか。

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(P24)詳しく知りたい人は買って読もう

【1月号 発売中!!】
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素敵なE.ホッパー作品の表紙が目印!

所謂クリスマスに…

24,25日に何をしたかというと、イブ当日は『ちょい食べ』という商品名の直径17cmステンレス製の一人用鍋を近所のスーパーで購入し、秋に巨大ヤオコーで入手した〈おつゆせんべい〉と〈塩ちゃんこ鍋つゆ〉を使ってプチ鍋料理(せんべい汁)を自分用に調理。すごく旨い残り汁は捨てずに取って置き、次の日(所謂クリスマス)に鍋焼きちゃんこうどんに転用。
ギラギラのステンレス製ミニ鍋は形状が非常に好ましく買ってよかった!何より鍋のまま卓上で食べれば、ドンブリに移して料理が冷めるなんてこともないし、冷めてもまた加熱できる。さらに皿不使用だから洗い物も減らせて言うことなしだ。早くこれを買えばよかった!

ヤオコーに感謝!
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ヨーイサノマカ〜ショ♪エーンヤコラマ〜カセ♪…
蕨市ヤオコー店内で親しみ深い東北民謡『最上川舟唄』が聞こえてきたので、吸い寄せられるように音源に近づくとそこは東北ミニ物産展コーナーだった…。お、おつゆせんべい発見。即購入!
YES!ヤオコー〈食べプチ塩ちゃんこ鍋つゆ〉1人鍋3回分。♪股大根の塩汁煮〜塩がしょっぱくて食らわんねぇちゃ♪と最上川舟唄では歌われているが、こちらのお汁はマイルドで旨い!また買っちゃおう

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クリスマス前夜に乾杯〜せんべい汁最高

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汁を捨てずに残してくれた昨日の自分に感謝
メリークリスマス!

腹中より発光する霊性

『年忘れにっぽんの歌』出演者発表の報道記事に、私が見たかった福田こうへいと三山ひろし/山内惠介/大江裕らフレッシュな演歌歌手の名前が確認された。どうやら私が観覧した前日の収録だったらしく凄くガッカリしたが、福田さん達がいなくても素晴らしいショーだったので満足はしている。

15日収録は今年で引退する橋幸夫や休業宣言をした氷川きよし、小田井メンバー脱退の純烈などが登場し、歌手人生に区切りをつける姿に感慨深いものがあった。またその対極に存在したのが、細川たかし/畠山みどり/里見浩太朗のような現役バリバリの高齢歌手だ。

里見浩太朗(86才)は時代劇『八百八町夢日記』の夢さん時代から変わらぬ若々しい姿と声。畠山みどり(83才)は私の大好きな曲『出世街道』を歌ってくれて感激したのだが、足が少し悪くて、舞台袖からスタンドマイクまで歩いて登場する演出で歌い出しに間に合わず、一回目がNGになってしまった!司会者の徳光さんから「すみません、もう一回歌って下さい」と指示され、二回目のイントロが始まると客席から応援の拍手が沸き起こった。そしてtake1と全く変わらない完璧な歌唱に再び拍手喝采!それを受けた老歌手は「なに?この拍手。同情かしら?」と言い放ち、超ベテランのド根性を見せつけた。〈敵は百万、こちらは一人〉という出世街道の歌詞そのものだなぁ!

細川たかし(72才)は大ヒット曲『北酒場』を衰え知らずの伸びやかな歌声で朗らかに歌い上げた。その堂々とした姿…陽気なキャラクターに隠されたマフィアの首領のような威厳が遠い2階席からもよく見え、人好きそうな笑顔と、人を寄せ付けない怖さの両面を併せ持つ様子に妖怪のような不気味さすら感じた。自ら陽気な人物像を形成し、腹中の闇からとんでもない霊性(異次元の歌声)を発するこのピカピカ狸は、サンプラザ入場前に謎公園で見たあの狸燈と同類の者にちがいない。

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見たかったな〜こうへいさん…

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梅沢富美男と前川清。お話は面白く歌はカッコいい!
『夢芝居』すごい艶っぽいお声でうっとり♡
前川清「今年は特に何もなく、ただ一日が過ぎるのが早い。変化と言えば飼育魚を鯉からメダカにかえたぐらいかな?」と爆笑トーク後に『そして、神戸』熱唱

偶像たちの黄昏

無事に座席券を手に入れ『年忘れにっぽんの歌』開場までの2時間を散歩に費やすことにした。
中野サンプラザから徒歩30分の場所にある野方配水塔を目指し、途中で哲学堂公園に寄ってちょうどいい時間に戻って来られそう。よし、写真でしか見たことのない古い給水塔を見物するチャンス到来だ…

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江古田方面に歩いて行くと哲学堂公園にたどり着いた。案内板には園内に点在する〈七十七場〉の地図が書かれており、これらの名称は超自然的な何かを連想させる(月刊ムーに出てくる文言っぽい)不可思議なものばかりだ。木々の鬱蒼とした公園内でこれらの謎ポイント77を探すにはもう時間が遅い。私は深くは踏み込まずサラっと入口付近を見物してへんな高次元公園を後にした。

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そしてさらに歩を進めると、遠くに塔のてっぺんのドームがチラチラ見え胸が高鳴る(そう、遠くから眺めるぶんにはよかったのだ!!) 。塔に近づくと期待はいっぺんに失望へと変わった。なぜなら、風雪に曝されたコンクリートの古色は刷新され、クリーム色のペンキ塗装で改悪済みの巨塔がそこにはあったから…。フランス革命時代の巨大建築(予想図)みたいに荘厳な塔なのに超ショック!泣く

《哲学の庭》世界の賢人(偶像)が集う庭
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〈第一の輪〉には老子/キリスト/釈迦/アブラハム/アメンホテプ4世の5名が配置されている。
無頼の書『唯一者とその所有』のせいで、宗教・思想哲学・国家など全ての概念は人間社会の都合によって創造されたガイスト即ち〈亡霊〉という考えに汚染されてしまった私。「この円い池で身を清めるか?」「否、黒のままでいいや」

《哲学堂公園七十七場》No.34 狸燈(りとう)
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[解説版より] 人間の心情には狸に類するものがあり、しかも時には光輝ある霊性を発することもあるとして腹中に燈篭を仕込んである(?!)
腹に口のあるタヌキは善悪のどちらでもないが、霊性の輝きは腹から発せられる…。おもしろ偶像や謎建物が77もある公園にまた来よう!(次回は昼間に)

偽りの大晦日

先週木曜日、テレビ東京の『年忘れにっぽんの歌』公開収録を観覧するため、とりちゃんを連れて中野サンプラザへ。開演3時間前に到着すると、既にサンプラザ広場は座席券を求める中高年の群れで埋め尽くされ、その幾重にも折り返す長蛇の列に私も加わり「こんなに大勢の人(主に老人)が演歌を聴きに!」と驚くと同時に「もう良い席は望めないなぁ」と落胆した(が!)ところが交換された券は、2階席最前列の真ん中という眺望抜群の席で望外の喜び!幸運のとりちゃんに感謝しかない。ありがとうとりちゃん♪
午後6時いよいよ開幕。ホールに集った我々タダ見客は拍手要因としての義務と「今日は15日だけど、放送日である12/31大晦日の設定で」という指示を守って4時間近い長い収録に立会い、めくるめく演歌の祭典(カオスな夢芝居)の興奮醒めやらぬまま真夜中のサンプラザ広場に散会した。

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外出用巾着に入ってロービーで待機するとりちゃん

24名(組)の一流歌手が31曲の歌を披露!
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順不同で続々と!狂喜の連続
福田こうへいさんは舞台に登場せず涙…前日の回だったのかな?

今年と来年のお知らせ3つ

今年もあと半月ほどになりましたが、ここでお知らせを3つ。

冷蔵保存ケースのコピー
ウェブ版アート雑誌・artscape 12/15号の特集「アーティストに教わる簡単おいしいアトリエ飯」にて〈蟄居用レンズ豆スープ〉を紹介してます。他の作家さんの整頓されたお洒落アトリエと比べ、乱雑さの際立つ我がかざまランドの様子も必見です。ぜひみてね→artscape 12/15号

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来週23日(金)発売の『芸術新潮』1月号特集「愛でたい映画  アート好きのためのムービーガイド」の〈あのアーティストがえらぶ映画〉コーナーに執筆しました。選んだ3本はどれも有名な名画なので小難しいことは書いてないけど、本屋さんで見かけたら読んでみてね!

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来年1月26日よりSCAI PIRAMIDEにて開催の赤瀬川原平 写真展「日常に散らばった芸術の微粒子」で選者として参加します。赤瀬川さんの書斎にしまわれてた4万点に及ぶ膨大な写真から、現代美術家6名で合計120点の写真を選んで公開します。秘蔵写真が楽しみなこの展覧会の詳細はまた来年!
ウェブ版美術手帖にて先行情報が読めま〜す→「赤瀬川原平の未公開写真展」

さよならコマンド

今日は商店街のリサイクルショップに行ってコマンドセーターを含む衣類15点の買取を依頼。結果5点返却され10点は対価1150円で買取された。国防色のコマンドセーターを手放した理由は、ウクライナ大統領が国威発揚のために常時着用してる服に似ているからで、このご時世お揃いのようなセーターを着てると政治的な意味に取られるかな?という他人の目を気にしてのことである。
私は戦時色の服を売って、同じ店で平和的な恐竜が刺繍された紫色トレーナー(500円)を購入して帰る。「変な服は着る機会が少ない」と今回も低額買取で痛いほどわかってるのに、心の平安のため(またも)面白いだけの服を買ってしまった!反省は一瞬。

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さようなら!

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こんにちは!

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わーい!わーい!

幸せの茶色い雛鳥

駒沢給水塔への願掛け(1)(2)のうち年末ジャンボ宝くじ10枚当選が叶い喜んでいたら、なんと本日は(2)の『年忘れにっぽんの歌』公開収録観覧券が当選!夕方ポストを見たら、TV東京からお便りが届いててビックリ!給水塔に強力な霊験があるのか、変な六字名号の呪力か、水晶パワーの効果か、トリちゃんが幸せを招ぶ茶色い鳥なのか?連続する幸運に恐怖すら感じる…(これで運を使い果たしてしまったらどうしよう)
私の下手くそな歌を毎日聞かされてかわいそうなトリちゃんをコンサートホールに連れて行き、本物の一流演歌歌手の素晴らしい歌唱を聞かせてあげようかな?

(幸運の幼鳥とりちゃん)
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やった〜当たった!この回に福田こうへいさん出演なら満願成就だ!(出演者は未発表)