オランダ・ハーグで24日夜に開催された核安全保障サミットにて「目的なくプルトニウムは持たない」と安倍総理は表明した。日本からプルトニウムをなくす、という意味ではない。どうやら「プルトニウムを使った原子力開発を今後もつづける」ということらしいです。
プルトニウム所持の最大の理由であった「高速増殖炉もんじゅ」の本格的稼働の見込みはもう無い。通常の核燃料に比べて二倍の高レベル放射性廃棄物が出るプルサーマル発電でプルトニウムを消費しよう、なんてどう考えてもありえない。プルサーマル用の核燃料は通常の原子炉で燃え残ったウランから取り出したプルトニウムですが(MOXはこれにまたウランを混ぜてペレットに加工する)、このプルサーマル用の燃料を加工する六ヶ所村再処理工場自体が未完成で、日本中の原発から核廃棄物が集まってきても加工出来ずに保管庫状態なんです。なんと8年前のアクティブ試験開始から終了予定が20回も延期されて、もう予定も未定!2010年完成予定も今年に延期されたけど絶対無理でしょう。そんなこんなでプルトニウムが44トン。いちおう東海村の開発機構の研究用プルトニウム331キロをアメリカの低濃縮ウランと交換するらしいけど…小手先だね〜。
ていうかウランもいらないし!
福島第一の汚染水管理も出来ず、核燃料サイクル工場も完成せず、核燃料サイクル推進の閣議決定もされてないのにこの発言。安倍晋三、きみは信用できない男だ。

原燃PRセンターから見た「六ヶ所村再処理工場」
この時、2012年には13年10月にアクティブ試験終了の予定でした。いまだ終わらず…。
試験運転中も空に海に放射性物質を垂れ流す未完の工場!

日本原燃「原燃PRセンター」このパビリオン然とした姿!年がら年中博覧会気分。
