月別アーカイブ: 2014年4月

ふんわりと大学

次回読売の「時事×思想」のカットのお題は『現代の大学×プラトン』です。
大学は学食を食べに行くぐらいしか縁がないし、ギリシャ哲学も不勉強で明るくありません。
(ストア派のゼノンが学園からの帰り道に足の小指をぶつけて骨折し、「どうして私を呼び立てるのか!」と怒って自分で息を止めて死んだ。という腑に落ちないエピソードは好き。)
プラトンは紀元前400年ごろという大昔の時代の人なので、大理石の彫像ぐらいしか風貌を表す物がないです。ならばアカデミックということで石膏デッサン風にしようかな、と思ったけど、今まで石膏デッサンって2枚しか描いたことないし、しかもへったくそ。
美大を受験した人は徹底的に基礎の勉強するから上手ですよね。会田さんのブルータスの作品を見て心底驚きました!これぞデッサン!まさに天性の才能とトレーニングの相乗効果です。逆立ちしてもかなわないな〜と溜息が漏れました。
高校受験は「定時制だけは行かせたくない」という学校の意向で、偏差値底辺の都立高校の三次試験まで受けさせられましたが、全日(普通の高校)に行ってもまたビリからのスタートでは居たたまれないので答案はほぼ白紙で提出。まあ答えを埋めたところで結果は同じですが…。で目出たく定時制高校に入学する運びとなりました。定時制は面接だけで入学出来るんです!その後に入学した美術学校も面接だけでした。というわけで勉強が大嫌いな私は「受験」を回避してきたのです。
受験というイニシエーションを通過せず、苦難を避けてきた我が人生!
「予備校に行くヤツは馬鹿。浪人するヤツはもっと馬鹿。」ってむかし兄が言ってたっけな。この法則からすると私は馬鹿以下ということに。いまさら学歴なんて気にしないけど、本を出してるような著名な文化人教授のゼミとか憧れますね。なんて文化的なんだろう〜。ウットリ。
そんな、うっすらした大学観と石膏デッサン未満のプラトンで下絵を構成してみました。

プラトン
胴上げ、大勢の授業、サークルの立て看板、コンパ…。先入観100%の大学生活!
慶応大学の有名な近代建築って図書館でしょうか?分かりづらいので却下。

メシが食える反射学習

ちょっと前「自殺を防ぐ」というテーマのEテレの番組で、小学校の現場から自分を大切に思える子供に教育しよう。という取り組みのレポートを見ました。
実際どんな授業なのかというと、小学中学年くらいのクラスで「今日一日で自分のよかった所」を一人ずつ発表して、それに対して担任教師が誉めまくる。というものです。この良かった所というのが「鉛筆を拾ってあげた」「××という漢字を覚えた」と本当に大したことではないのに、青二才の先生が「偉いね〜よくやった!」と語彙少なめかつ大袈裟に誉めクラス全員で拍手します。まるで自己啓発セミナーのミーティングのようで気持ち悪い。「自分は生きる価値のある人間なんだ」と自覚させるのが目的のようですが、実の伴わない上辺の評価になんの意味があるのか?大人になってから「こんなにスゴイのに誰も誉めてくれない!」って事になってかえって『生きづらさ』(ハートネットTV頻出用語)を感じるようになるんじゃないのかな〜。
この授業の上をいく、もっと気持ちの悪い学習塾が「花◯学習会」です。佐賀県のとある市が官民一体で教育改革をする方針をうちだし、民間の学習塾のノウハウを小学校に導入する、という内容のニュースではじめてこの塾の様子を見たのですが….。
愕然!超ヤバいです。小学校低学年の児童たちが矢継ぎ早に飛んで来る足し算、引き算の問題や、四文字熟語の問題を、これまた電光石火の早さで我先にと答えます。それを体育会系か役者志望みたいな元気自慢の若者数人(たぶんバイト教員)が、ホストのコールのように「イエ〜ィ正解!やったね!やったね!正解!ヒューヒュー!!!」と大声で囃したてながらハイタッチ、グータッチ、握手の一連の動作をくり返します。子供もこれに煽られて目をひんむき「やりぃー!昨日より1秒早いっ!」とトランス状態。
この塾の説明では「ゲーム感覚を取り入れ、得点する達成感をあたえて勉強が大好きな子供に育てます。」と言ってたが、これは勉強じゃなくて「条件反射教育」だよね。むしろ知性の発達を妨げるような…。いかに思考する時間幅をのばせるか、思考し続ける試練に堪えられるかが「勉強」の出来るか出来ないかの差になってくると思います。私自身、すっごく集中力がなくて勉強が出来ないので特にそう思います。「誉められる」というエサで丸覚えしたものを条件反射的に答えるのは学習であって勉強ではないです。
この「花◯学習会」のホームページを見てみたら『将来、メシが食える人を育てる』と書いてありました。な〜んだ。それなら納得!この条件反射学習で学んでおけば、居酒屋の異様な研修や、修練所まがいの企業の合宿などに違和感を覚えずに打ち込めるだろう。『メシの食える人』すなわち立派な社畜としての将来は保証済み、というわけですね!

教具.
『モンテッソーリ教具』
遊び方の定まっていないシンプルな木製の玩具で子供の創造性をのばす。そうです。
「子供が遊びや作業に没頭してる時は中断させない。」というのがモットーで自由に遊ばせます。
知的障害児の感覚教育をもとに、子供の知的水準を向上させるために考案された教育方法がモンテッソーリ教育 。じつは、私の幼稚園の教室はモンテッソーリ・メソッドの実験クラスでした。

実験結果: 時間にルーズで、後片付けが出来きず、興味のあることしかやらない、非情に頑固な人格が形成されたことをここにご報告いたします。(この教育だけのせいではないが…。)

花は鉄路の盛り土の上にも咲く

「週刊金曜日」ってコンビニに置いてないんですね。久しぶりに普通の書店で買い物をしました。
もっぱらアマゾン、ヤフオク、古書会館、ブックオフでしか本を買わないので…。
「闘うアート」特集はポリティカルな傾向の文化記事です。中立、中庸が美徳とされる世の中ですが、バンクシーのような衒いのない正義(シンプル!)中庸モラルを破壊する超弩級モラルもよろしいかと思います。わたしは以前、C↑P卯城くんに「日本のバンクシー」と称されたことがありますが(もったいない!)見出しに名前が並んだだけでも光栄です。

戦時中に京都の喫茶店で販売されていた「土曜日」という隔週誌があります。反ファシズム文化運動の中井正一、久野収らが中心になって刊行していた市井の庶民向けのレジスタンス誌です。
「土曜日」という誌名は、フランスの人民戦線機関誌「金曜日」に倣ったそうですが「週刊金曜日」もそこから由来してるのでしょうか?「土曜日」は昭和11年から12年までのたった一年間あまりしか刊行されませんでした。というのもこの喫茶店で頒布する方法が特高の目にとまり、関係者のほとんどが検挙、拘置されたため、廃刊を余儀なくされたからなのです。
この「土曜日」創刊号の表紙に掲げられた中井正一の文章『花は鉄路の盛り土の上にも咲く』が大好きです。「はばかるところなき涙が涙ぐまれ、隔てなき微笑みが微笑まるる夜である。」集い、談笑することさえはばかれる世情のなかでさえも「自由」を堅持する逞しさと美しさを感じます。
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「花は鉄路の盛り土の上にも咲く」

しぶく波頭と高い日の下に、一杯の自分の力を信じた冒険者達のように、かつて人々は生きたことがあった。今は冷たいベトンの地下室で、単調なエンジンの音を聴きながら、黙々と与えられた部署に、終日を暮らす生活が人々の生活となってきた。
営みが巨大な機構の中に組入れられて、それがなんだか人間から離れてきたようである。明日の望みは失われ、本当の智慧が傷つけられ、まじめな夢が消えてしまった、しかし、人々はそれで好いとは誰も思っていないのである。何かが欠けていることは知っている。しかし、何が欠けているかはさだかには判っていないのである。人々が歪められた営みから解放された時間、我々が憩う瞬間、何を望み、何を知り、何を夢見て好いのかさえもが忘れられんとしてるのである。
それは自分に一等親しい自分の面影が想出せない淋しさである。美しいせせらぎ、可愛い花、小さなめだかが走っている小川の上を覆うて、灰色の鉄道の線路が一直線 に横切ったとき、ラスキンはすべての人間の過去の親しいものが斜めに断切られてしまったかのように戦慄したのである。しかし、テニソンはそのとき、芸術は自然のごとく、その花をもって、鉄道の盛土を覆いうると答えたのである。
この鉄路の上に咲く花は、千鈞の力を必要としたのではない。日々の絶間なき必要を守ったのである。 我々の生きてここに今いることをしっかり手離さないこと、その批判を放棄しないことにおいて、始めて、すべての灰色の路線を花をもって埋めることができるのである。『土曜日』は人々が自分たちの中に何が失われているのかを想出す午後であり、まじめな夢が瞼に描かれ、本当の智慧がお互に語合われ、明日のスケジュールが計画される夕である。はばかるところなき涙が涙ぐまれ、隔てなき微笑みが微笑まるる夜である。

「土曜日」創刊の辞・1936年7月4日

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「芸術は自然のごとく、その花をもって、鉄道の盛土を覆いうる」…バンクシー作品「FLOWER」を彷彿とさせるこの一文!「批判を放棄しないことにおいて、始めて、すべての灰色の路線を花をもって埋めることができるのである。」そのとおり!異議なしです。

土曜日
『土曜日』〜憩ひと想ひの午后〜(1936年7月4日)
「生活に対する勇気・精神の明晰・隔てなき友愛」

今日発売です。

「週刊金曜日にインタビュー記事が載るよ」と兄に報告したら「お前も立派に左翼だな!」と言われた…そうかな〜?不本意。こうやって左翼右翼と安易にカテゴライズされてしまう昨今ですね。
でもって、週刊金曜日は今日発売です。『闘うアート』特集です!いとうせいこう氏×毛利嘉孝氏のバンクシー対談やラルフ・ステッドマンのインタビュー など興味津々の記事のおしまいのほうに、私のインタビュー記事が掲載されております。『「安倍日本国」を版画で一刀両断』という見出しで、内容も「絆アートなんかいらない。」と威勢の良い発言にていっぱしの論客気取ってる感じですが、すべて聞き手のアライさんの構成力によるものです!(私の下手なしゃべくりを良くまとめてくださったな〜と感心です)
買ってはいけない。の週刊金曜日ですが、興味のある人は買って読んでみてください。

koyake
週刊金曜日は、今日、発売です。

五本の指を握りしめ…

甲種、乙一種、乙二種、丙種、丁種、戊種。これは戦時中、日本で行われていた徴兵検査のランク付けです。甲は身体剛健、乙は健康、丙は欠陥アリ、丁は障碍者、戊は病中病後という今だったら差別としかいえない規格が設定されており、一番等級の高い甲種合格は、世間的には男子の誉れであったようです。
この『甲種合格者の心得』という小冊子にも、冒頭から「徴兵検査で合格されたことは諸君が身体強健、品行方正、志操堅実な模範青年であられた証査で、御本人にとっては嘸かし御本懐のことなるべく、国家の為には誠に慶祝に堪えない次第であります。」と甲種合格が選ばれし者であることが強調されています。しかしこれは、直ちに入営し軍人として国防の第一線に立たされるということを意味しているのです。
甲種諸君がいかに国防の重任を双肩に担っているか…!「実に厳粛・崇高、何と申してよいか表明の言葉もありません。どうかしっかりやって来て下さい。」と感極まった語調で、入営前でドキドキしている青年の純情に訴え、半ば洗脳的な小冊子がこの『甲種合格者の心得』です。
入営前の心構え(健康維持、家族の心配事を処理しておく、摂生と規則正しい生活を身につける、教練の予習をする…)と、陸軍大将3名のありがた〜い訓話が書かれています。まあ内容は想像どおりで、皇国と日本国民の優秀性、国體への崇拝、戦争の大義などですが、一番気になったのはカリスマ大将・荒木貞夫の訓話です。天皇陛下が「一つの心になって、力を国家の保護に尽くさん」が為に下し賜った「五ヶ条の御訓諭」を守り、軍人精神の充実と研鑽をせよ。と力説しているのです。その刷り込み方法がスゴイ!以下、イラストで解説します。

甲種
『昭和十五年度改正 甲種合格者の心得』(帝国軍事教育社)
5指.
〜五ヶ条〜
一、軍人は忠節を尽くすを本分とすべし。(忠節=拇指)
一、軍人は礼儀を正しくすべし。(礼儀=人差指)
一、軍人は武勇を尊ぶべし。(武勇=中指)
一、軍人は信義を重んずべし。(信義=薬指)
一、軍人は質素を旨とすべし。(小指=質素)

…国家の親である大君に忠節を尽くすのであるから、拇指は忠節を代表する。人と人の間の親和を計り秩序を正しくするのであるから、人差指は礼儀を代表する。中指は、何事をするにも、真先き
に働くから武勇を代表する。薬指は、伸びるも屈するも、他に従うものであるから、信義を代表する。小指は五指の中で一番小さいから、質素を代表する。と、こう定めたとして、どれが一本不用というものはない。五本の指が揃って、始めて手の働きが出来る。

makoto
一本一本、別々に働くよりは五本が一緒に握られて、一つの拳になった時に、一層その力があらわれる。その握った形がすなわち『誠』であって、開けば五ヶ条となり、握れば誠となるのである。
…一つに握られた方が、岩をも砕く拳となるように、五ヶ条を身に体して、これを貫くに誠を以てした時、最も力強くなるのである。
ai.
故に諸君は、拳を開いて、拇指から順に、忠節、礼儀、武勇、信義、質素と指を折り、最後に力強く五指を握って『誠』と口ずさみ、寝ても起きても、これを繰り返して忘れぬように心掛けねばならぬ。一日もこれを忘れては、軍人の本分を尽くすことが出来ないのである。
(寝ても起きてもこの洗脳指体操か〜。荒木大将の発案?)
広告
最後に、このペラペラの小冊子が、この分厚い本を売りつける為の「広告」だったいう事実が…。
本文中も「教練の予習に最適の本があります。」と幾度か紹介されて怪しかったが。まさか!
「世界を相手に、敢然として立った日本帝国の第一線を守る、我が親愛なる甲種合格諸君に
確乎たる自信を以て本書を捧ぐ!」「模範兵となって郷里に錦を飾りたい人は今すぐ申し込め」

=入営時に堂々と持参することを許されている日本唯一の軍書=
この本しか持参出来ない!?絶対に出版元が陸軍OBか、何らかの癒着があるに違いない。
今年度入営者だけの特別価格とか、振り込み用紙とか、やたら月賦を勧めたりだとか….。
露骨なセールスに陸軍大将の志し高〜い立派な訓話もぶっ飛ぶわ。。。

あかい錠剤

年に一度の健診をうけに新宿へ。この健診センターに来るのは4度目ですが、まるでホテルのような施設です。キレイなお姉さんの「次ぎはこちらへ」「座ってお待ち下さい」「こちらへどうぞ」と指示に次ぐ指示に従い10種類の検査をこなしていきます。ボードゲームの駒にでもなったような気持ちで従順にすすめば約1時間で全行程終了です。(健診後には飲み物、お菓子、パンがもらえます。これが一番楽しみ!)
唯一、お姉さんに歯向わなければならないのは「下剤」の服用です。バリウムを飲んだあとに必ず「飲んで下さい」と指示が出るのですが、これは絶対に拒否らないと下剤の劇的作用に支配されて半日棒に振ることになります。便秘薬とか飲んだことないので過剰に効く!(ほぼ野菜しか食べない昭和40年代生まれの偏食サラダガールゆえに、世のご婦人のような便通の悩みは皆無)
赤い錠剤の服用をやんわりとお断りして午後のスケジュールを無事遂行。歌舞伎町の眼科画廊を観てから先日も行った日暮里のHIGUREへ。今週はナオナカムラ企画で美学校・天才ハイスクール!!!!の、ひろせなおき君と佐藤翔さん石井陽平さんの3人展『GAME BOY』です。佐藤さんはHIGURE居住の黒猫君が困惑するほど巨大な(外にはみ出てる!)バルーン作品、石井さんは両親の20年に渡る確執を「りこん式」と名付けた夕食の一幕に集約させたビデオ作品。ひろせ君はネットカフェを住処にする女子を取材し彼女達の横顔を掬い取った旧作と、人身事故に対して「チッ、通勤時間帯に自殺なんかしやがって」といった自分本位なオトナ態度と、路上での「ケンケンパ遊び」の自発的なコドモ行動を重ねることで、無自覚な残酷さについて考えさせる新作映像作品の2点を展示してます。
どの作品もなかなか力作で楽しめました!下剤を拒んで行った甲斐がありましたよ。

(帰りの電車内、吐瀉物で汚れたシートが新聞紙で覆われビニールでカバーされてた。小保方さんの顔アップ「STAP細胞はあります!」の新聞… 写真とはいえゲ◯の上に女性の顔を置くなんて…!これ以上オボちゃんを貶めないで!)

下剤
健康診断お供の一冊「健康優良児とその時代」と魅惑的な赤色をした下剤。
(心身の健全さを誉め讃えられ、真っ先に戦場に送られ、真っ先に戦死。なんという健全!)
gb
「え〜もう私セレブじゃないですかー。」と豪語する自称・買い物好きのネットカフェ住民女子。
ドン◯で購入したであろう最下層趣味の品々にかこまれたセレブの生活。セレブってなんだ?
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はみ出てます!佐藤翔さんの作品。
☆『GAME BOY』はHIGURE17-15cas にて開催中!(〜4月19日まで)

BIOの罪と単細胞

久方ぶりに風邪をひき、ここ2日間熱を出していましたが、有難いことに今日は電車に乗れそうなほど回復。午後1時からの小保方さんの記者会見をテレビで見終わってから、本日最終日だった日暮里HIGUREの展覧会にもどうにか行くことが出来ました。
精神的にも疲弊していると報道されていた小保方さんは、以前と変わらずツルツルお肌でさほどやつれを感じませんでした。彼女の顔を見ていると「この人は生命を操る倫理問題とか1ミクロンも考えたこと無いだろうな。」と思ってしまう。自らに貼られた「未熟」のレッテルを謝罪の言葉にコピペして涙目に謝る姿と「STAP細胞の作製は200回以上成功してます。」とケロっと答える無邪気さの狭間に見せる「科学」を信じて疑う余地のない狂気をはらんだ眼差し…。成果至上主義の勝者には「倫理」などといった無駄な思考は進歩の妨げにすぎないだろう。

私は風邪をひくのが好きです。小中学校のときに病気で学校を休むことも多々ありましたが、仮病に極めて近い場合もあったので、目に見えて症状が出る風邪は正々堂々と学校を休める免罪符なのです。いまでも風邪をひけば怠けてもOKな気持ちは相変わらずです。(ダメ人間!)
病は気からという言葉は本当で、学校に行きたくないと思えば体調も悪くなります。しかし子供心にも良心の呵責があります。風邪や喘息は苦しいけど学校に行く辛さよりはマシでした。
こうやって不登校を続けていると毎日学校から電話がかかって来たり、友達でもない生徒が先生の差金で「お見舞い」を装って偵察にきたり…。おかげで今だに電話が苦手。中一のとき「あなたは学年で5本の指に入るぐらい知能指数が高いんだから、学校に来てちゃんと勉強しないともったいないわよ。」と女教師から電話がありました。笑止!手に負えない劣等生に自信のひとつでも与えれば登校するとな。学校が好きで教師になった人には吐き気がするほど学校が嫌いな理由は分かるまい!(残念ながらIQの高さを実感したことは無い。ガセかな?)

健康不良にも良さがあります。学校、習い事、塾にと毎日忙しい元気っ子には持てない一人の時間があります。きっと優等生の小保方さんには無駄な思考をはさむ無駄な時間など無かったのだろうな…。人間は他を犠牲にしても許されるほどエライのか?科学者の成功がすべての幸福につながるのか?栄誉ある人智にとって拗けた愚問など無用ですね。

houraku
寳樂 圭さんの作品。
制御できない分子の滲みとコントロールされた造形。
春の池に漂うカエルの卵のような…生命のいじらしさや不気味さに似た感覚。
(HIGURE17-15cas 寳樂圭「レオロジー」展より)

ヤル気・元気 ・川崎!

昨日は川崎市岡本太郎美術館へ、天気が良くて上々でした。
最近、時間があるのと以前出品した公募展ぐらいはチェックしておいたほうがいいな、と珍しく真面目な気分になっているので(あの中村宏さんも若者の公募展を観てらっしゃるのだから!)今年はVOCAと太郎賞を観に行きました。
…太郎賞の大雑把な感想ですが「もっと変な作品があればいいのに。」と思いました。現代美術の方法を超越した破れや解読不能な非合理さが欲しいですね。なんでもありなんだよって言いながらアート枠内(既視感あり)のアートっぽい感じ、その先です。ヤル気は十分感じた。丸腰のカラテ美術を期待してます!(会場でC↑Pの岡田くん稲岡くんに遭遇!わりとしょっちゅう会ってるけど偶然会えると嬉しいものです。)

生田緑地へは電車よりもバスが便利なので今回もバスです。帰りのバスでは、前のシートに座った三人組(地元の元ヤン女子1、男子2名)からなぜか強烈な中古車臭!ガソリンと古いビニールと煙草と車にポピー(芳香剤)と人間の体臭が混ざったあの臭い。流れのない川とスクラップ工場を車窓から眺めながら彼らが中古車臭になった背景を想像したり…。川崎も良いな、たまには。

セコイヤ
セコイヤの木立。山の中から機械仕掛け的な小鳥の声が…なんという名の鳥でしょうか?
神社
シャア専用の神社

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STAP細胞の騒動は理研の調査発表にたいして、「単純ミスなのになんで捏造っていうんですか〜!ヒドいっ」という小保方さんの不服申し立てで第二ステージ突入の気運ですね。
ノーベル賞候補レベルの博士達が脇を固めてたのに、どうしてここまでズサンな結果になってしまったのか…コピペやら研究期間3年で研究ノートが2冊しかなかったとか問題になってるけど、普通の職場でもそれくらいの不備は周りが気がつきますよね。今となっては「未熟」扱いになってる小保方さんですが、彼女をリーダーにした以上はチームにも責任があるはず?
オボちゃん一人に責任なすりつける理由は、理研が「特定国立研究開発法人」指定を国から受けんが為に早く騒動に幕を下ろしたい、の一心だと思います。そもそも指定を引き寄せる決め手となる大成果がSTAP細胞だったのではないでしょうか。細胞操るオボちゃんを「チャーミングだねぇ」と看板女優に仕立てあげ、シンデレラストーリーを一幕ぶち上げたがこの顛末。虚栄心を利用されたシンデレラは贖罪の山羊に転落…非情です。
この日本随一の『科学者の楽園』理研。研究者3557人、年間予算834億円!!超潤沢。これで特定法人になったら更に予算がつきます。もっと欲しいんかい!欲深っ。

今から3年前(桜が散っていたので4月だったと記憶)、写真家の陽子さんが理研の科学者を撮影をしていたのが縁で、埼玉県和光市にある理化学研究所の施設公開イベントに陽子さんと一緒に行ってきました。震災が起きて日も浅かったので「自粛ムード」だったことを覚えています。
この理研には、戦時中、ニ号研究(=原爆開発)をしていた仁科研究所があります。現在は「仁科加速器研究センター」として世界初の超伝導リングサイクロトロン SRCを擁した、RIビームファクトリーという加速器施設を運営し世界に冠絶する性能を誇る施設として名を馳せています。予定ではこの加速器サイクロトロンの見学が組まれていたのですが、この施設を稼働するために莫大な電力消費をするらしく、震災後の電力不足まっただ中の「自粛」で見学は中止となったのです。
そんな中でスパコン京よりも盛り上がっていたのが『元素113』です。
2004年に仁科センター、森田浩介准主任研究員のグループが世界で初めて合成、発見した超重元素です。RIビームファクトリーの線形加速器リニアックというマシンで合成されました。 1秒間に2.5兆個の亜鉛(原子番号30)を80日間続けてビスマス(原子番号83)に向かってビームで打ち込み、1700京回の衝突を起こした中から、たった1原子の元素113を検出!こんな低〜い確立で合成された元素113 ですが、なんと半減期は一万分の3秒!一瞬よりも短い寿命。。。
この世に一秒も存在しない元素になんの価値があるんだろう、と凡人の私は思ってしまいます。「こんなことに税金が投入されてるのか」というのが正直な感想です。
科学界のスター森田博士は大人気でした。キャラクター化した森田博士のスタンプを押してくれたり握手してくれたりのファンサービス。汗だくで! 理研目下の野望は元素113の命名権獲得です。研究開発の成果は命名に実を結ぶというわけか…。科学の進歩に懐疑的なので別に応援しない。
再生医療に関しても、人間の存在ってそんなに長生きする値があるのかな〜って。。。近い未来、長寿は金持ちの特権で、貧乏人は短命の寿命格差社会がくるね!

達成感に餓えた科学者エリート諸君!
わたしたち下々の納めた血税をおおいに使うが良い!湯水の如く!
加速器:

呑川ロマン

平成26年度スタート!今日はフレッシュ感あふれる内容にしようかな〜♪ 見せかけの新鮮さで。

…今まさに桜の花満開ですね。うちのそばに呑川(のみがわ)という二級河川が流れています。
新町から深沢(日体大)までの1kmぐらいの開渠区間はここ数年、自然の小川風に整備されてなかなか良い雰囲気となっており、両岸には桜の古木がならび今の季節まことに綺麗です。
しかし、昔ドブ川だったときは、もっと枝に密度があったような気がします。シャレたブロック舗装になってビオトープなサラサラ小川に変身してから散歩する人も増えたが、それが仇となって桜が瀕死状態に。。。ショボ〜ン。

この呑川。なんと桜新町が源流なんですよ〜!水源地は暗渠になってて何処だかサッパリ分かりませんが。たぶん私の大っ嫌いな給食臭を放つ牛丼◯き家あたりかな?
水源地・桜新町から深沢〜目黒区八雲〜中根〜大岡山〜大田区石川町〜雪谷〜久が原〜池上〜蒲田〜糀谷と流れて羽田空港のある東京湾へとそそぎます。羽田空港!この小川を辿った先に飛行場と大海が待っているなんて実にロマンです。この散歩の延長で歩いていけるだろうか?とキョリ測で測ってみたら…距離14・7km、徒歩で4時間半、消費カロリーはおにぎり5個分だそうです。遠いのだろうか?おにぎり5個って結構なボリュームなので、きっと大変なんだろう。
川と言ってもほぼ暗渠で大田区の開渠もコンクリ河川だしな〜。ボラ大発生でも見に行くか?
今のところは八雲まで…。私にとって吞川緑道は「モンサンクレール」への小径です。

呑川
酒盛りするような場所がないので、一人静かにボンヤリと花見ができます。
カルガモ
カルガモは食事の真っ最中。
給水塔:
クラシック美とコンクリートの偉容!この結合を神は知りたまう!
双子の給水塔よ、君達に26年度すべての誓いを立てよう。(駒沢給水所:大正12年竣工)
モクレン
庭に咲いたモクレン。(花や鳥の写真とかブログっぽいでしょ)