日別アーカイブ: 2018年10月27日

図鑑 世界の戦車

先日入手した『図鑑 世界の戦車』という44年前に刊行された本は、(たぶん)著名な研究者アルミン・ハレ氏による戦車専門書『パンツァー(TANKS)』を原著に、日本の出版社が子供向けに再編集した児童書です。日本の学童を喜ばせることに重点を置き、新たに日本人画家による挿絵をふんだんに盛り込んで、戦車にまつわる面白エピソード満載したこの図書は(原著と全く別物となったが) いま大人が読んでも十二分に楽しめる本です!
古代の変な戦車、中世時代の謎戦車、近代工業の副産物的な戦車、機械化黎明期の失敗戦車などなど、いわゆる戦車マニアの嗜好と異なる愛らしい戦車が多数この本では図解されており、これらを眺めていると思わず頰が緩みます。(今後ちょっとづつ紹介しましょう)

(これが表紙)
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少年少女講談社文庫『図鑑 世界の戦車』昭和49年刊行
学童達はこの戦車画に胸を踊らせたに違いない (…もちろん私も!)

(古代の戦車)
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〈要塞をこわす怪物戦車〉約三千年前のアッシリアで発明されたこの高さ3m長さ6mの巨大木造戦車は、前方に付いている破城槌で石壁を叩き割る。と解説されているが動力が何なのかは不明(ヘルメットがかわいい)

(渾身のダジャレ)
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「アシュルナシルバル王のむすこ、シャルマネサー三世がつくった怪物戦車の改良型。破城つちを二本にしたが、さるまねさーといったところw」