日別アーカイブ: 2014年2月4日

乞食学の入り口

今、わたしは乞食学の入り口に立ったのだ。…五反田で発見した雑誌「総合芸術」TAM-TAM芸術集団の代表、北田玲一郎氏の著書『乞食学(ビートロジー)入門』を手に入れたからである!
当時(1968年)の若者に支持されて人気のあるメジャーな本だったようですが、古書検索してみるとなかなかのレア本。青春の黒歴史として廃棄してしまう人が多いのか?折よくヤフオクで即決できたので即落札です!でもって、さっき届いたばかりなので序文ぐらいしか読んでません。まさに今、乞食学の入り口に立ったという訳です。
「乞食主義は、マルクス・レーニン主義を蹴落とすだろう。コミュニズムは、資本主義は、労働者の搾取によってなりたつゆえに、搾取なき経済社会ープロレタリアート独裁のための闘争を教示した。このかんたんな理論は、すでに小学生でもしっている周知の常識となった。ところで、このマルクス・レーニン主義が社会の常識となったということは、ぎゃくにいえばイデオロギーが、革命的魔力を失ったというこのなのである。」革命的魔力の死!デス。社会主義の描いたユートピアなき後の乞食学=ビートロジー。労働絶対拒絶!
この本が出版された頃、マルクスボーイで60年安保闘争でワッショイしてた私の父は、革命の夢から覚めてサラリーマンになった。革命的魔力の喪失でサラリーマンに転向した人間もいれば、日本のビートニクになった人間もいたのですね。お父さんが風間ビートになってたら私はこの世に生まれてなかったかも?お父さん、カタギになってくれて有難う〜!
…尾形亀之助の『無形国へ』、萩原朔太郎が辻潤に贈った跋文『低人教』は、後ろ向きな反体制テキストとして深く胸にささる文章です。何もしない、経済社会に貢献しない、あえてルンペン的に暮らす…。ビートロジーはこれらより更にラディカルですが共通するものを感じます。
これからじっくり読み進めて乞食学とは何なのか探ってみたいです。

ビートロジー
『乞食学(ビートロジー)入門』北田玲一郎 ノーベル書房 1968年6月1日初版
(江良ビート(偽名)こと阿部ビートの尊影が扉になってます!)