日別アーカイブ: 2023年6月20日

古代の蘇(そ)

時空を超え現代に蘇った古代人のような風貌のキャンドル・ジュン氏の姿を見て、冷蔵庫の奥に眠る〈古代の蘇〉の存在を思い出し、蘇を中心とした茶色いおつまみセレクションで古代風の晩酌をしました。

〈よみがえる古代の蘇〉
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だいぶ前に銀座まほろば館(奈良県物産店)で購入。勿体無くて開封せずにいたら賞味期限が10日以上も過ぎちゃった!(味の劣化については初めて食べる珍味なので判断しかねる)

これが….蘇!
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奈良産吉野杉の箱に入った4㌢の立方体(お値段¥1080)
この高級固形物は牛乳を煮詰めて作った古代食で、栞には「乳搾りもし、蘇を作った第1番目の人が稲麻呂だと長屋王の木簡に書いてある」と記載。

稲麻呂は万葉集に収録されてる〈父母が頭かき撫で幸くあれて言ひし言葉ぜ忘れかねつる〉という防人歌の作者だそうだ。兵役につきながら酪農もしたのか?そして蘇を作って和歌も作ったのか!(優しい父母に美味しい蘇をプレゼントしたのかな?)

茶色く干からびた食卓
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きんぴらゴボウと炊込みご飯(自作)/雪の茅舎とイブリガッコ(秋田ふるさと館)/薄く切った蘇(まほろば館)/干からびたムール貝/帆立貝/ほや酔明/木の実
期待MAXの蘇は、おしどりミルクケーキを柔らかくして甘みを抜いたような味だった!(塩気ゼロでチーズとは全くの別物)
チビチビ齧って滋味を確かめつつ雪の茅舎のラベルに書いてある〈山廃〉の意味を検索。人里離れた山奥の廃村で秘密裏に醸造された密造酒という私の予想は外れ「山卸廃止酛仕込」の略だとわかった(けど意味はよくわからなかった)。