月別アーカイブ: 2013年12月

人形峠大殺戮

近日中には参院本会議で特定秘密保護法案が可決されそうですね!「懲罰の対象は官僚や役人だし一般市民には関係ないじゃん。」などと思ってたら大間違いです。どれだけ霞ヶ関の官僚が出鱈目で無責任な仕事をして、それをごまかして来ているか…。最近このマンガを読んで、人形峠のウラン鉱毒事件の事を思い出しました。そして、いかにしてこの悲惨な結果を霞ヶ関が「処分」したのかをおさらいしてみると、霞ヶ関にフタをする秘密保護法の恐ろしさを考えざるをえません。
…1981年リイド社発行、さいとう・たかを作「人形峠大殺戮」。まずは強烈なタイトルと表紙に目を奪われますが、マンガの内容もセンセーショナルです。…広島、長崎級の原爆が10万発は作れるほどのウランが埋蔵されている(ウソです)という人形峠鉱山。そこに目をつけたテロリスト達が「素人でも作れる核兵器」の製造方法を発見した博士を拉致して、人形峠に保管されているウランの強奪を策略する…。というのがあらあすじです。そこに津山事件まがいの大量殺戮事件の伝説、集落の水子の風習、奇形児やらで派手に脚色されてます。
むちゃくちゃです!!いくら80年代でもこれはない。せっかく人形峠を題材にしたのにこの内容はヒドい。…人形峠の問題は第一にずさんな労働管理で起きた作業員の被爆と大量の野ざらし残土による土壌汚染です。そして次に低レベル放射性物質である大量のウラン残土の処分に困った原子力研究開発機構がおこなった残土の処理方法です。…1955年に鉱床が発見され87年までに8・6万トンの鉱石が発掘されたが、鉱床は期待にそぐわず貧弱で質も悪かったため掘っても掘っても採算にあわず、45万立方メートルものウラン残土だけが残りました。動燃(現原子力開発機構)は住民からの訴えを潰したりはぐらかしたりし続け、本格的に処理にあたったのは2000年に入ってからです。その方法とは残土で作った「ウラン入りレンガ」の販売とアメリカのユタ州の先住民族の居留地に「輸出」(実際は日本が6億6千万円払って引き受けてもらった)という形での投棄。いわずとしれた霞ヶ関の外郭団体、原子力開発機構。潤沢な予算でこんな酷いお仕事を!
このような事実だってジャーナリストや研究者が取材したからこそ分かった事です。「テロ事件の恐れがあるから原子力関係は話せません。」「保護法に抵触するから話せません。」と役人が取材を断る「後ろ盾」になるのが秘密保護法というものです。官僚行政の仕事をチェックする事も難しくなるはず…新暗黒時代の幕開けは近い!
(人形峠土産ウラン焼き。ウラン入り釉薬の茶碗!ヤフオクで出品されてた〜)
人形峠
黒いケモケモの赤ちゃん。可愛い〜!
(いや、これはヤバいだろ….。)

 

がんばれ!!タツキくん!!

いよいよ今夜はグランプリファイナル!…..中野友加里ちゃんが引退してから本気で応援できる選手がいなかったのですが、今シーズン、グランプリシリーズで2度も優勝を果たした町田樹君。彼を応援しています!最初に「ただ者ではないな…。」と思ったのは2年ぐらい前のこと(うろ覚えですが)。海外遠征から帰国した成田空港での彼のファッション、ものすごく衝撃的でした!
古城の外壁の凸凹のデザインをあしらった茶色のニットジャケットを涼やかな顔で着こなしていたのです。まさに古城の化身!すぐに顔と名前を覚えて「応援しよう」と心に決めました。….好成績をあげてインタビューされる機会がふえて嬉しいです。「ヘーゲルの哲学の中にスポーツと芸術の結合を見いだした。」そうです、凄いね!試合にむけての意気込みをきかれて「他の選手全員を倒します。」その意気や良し!!フリーの「火の鳥」の選曲も素敵です。次回は同じくストラヴィンスキーの「ミューズを司るアポロ」をアポロン姿で舞ってほしいな〜。…優勝をつかみ取れ!

たつき
古城ジャケット。こんな服だったような…。
こ、これは、もしや…岸辺露伴??

旧知の仲

わ〜20年以上も経つんだね!という会話に年齢を感じますが、友達とどこかへ出掛けるという事も滅多にないので、気心の知れた学生時代からの友とのんびり過ごせて本当に楽しかった!今日は六本木クロッシングへ。なんだか連れがいることで集中して見れたような気がする…。その後は表参道で一人ではビビって入れないマルタン・マルジェラのショップ(今日は足袋ブーツの値札を見る事に成功!)やアンドゥムルメステールのショップ(怖じ気づいて入れず、ガラス越しに見ただけ…)に行ったりと他愛もない時間を過ごしました。彼女は展覧会を観るために年に一、二回上京してくれます。感謝!そして、たよりない東京人でゴメンよ….。また会いましょう!
未来へ
近所の家に一郎くんの「未来へ号」が止まってた。新拠点かな?
今日は短冊を書いてきました〜。闘争!未来永劫!
なぎ
渋谷のヴィーガンカフェでランチを頂きました☆
自分にも動物にも優しいお味です♪(な〜んつって)

ながさわ選手

友人と東京ヤクルトスワローズ10人目の選手、ながさわたかひろさんの個展「プロ野球ぬりえ 2013〜新たなる希望〜」に行ってきました。
プロ野球2013シーズン、144試合すべてを網羅し描いた臨場感あふれる展示です。対戦チームの選手も綿密に記録されてますので他チームのファンでも楽しめます!「この試合のマートンのラフプレイはひどかったね…」などと今年1年を振り返りながら鑑賞するのも楽しいです。
ながさわ選手の球団移籍も浮上してますので、ヤクルトのユニフォームを脱ぐ前のながさわ選手の作品を見られるのはこれが最後かも….?!(ながさわさんは火曜、土曜に在廊だそうです)

東京、神楽坂「eitoeiko」にて。12/3〜12/28まで

2013-12-03 17.28.38
田中将大選手〜!!!!

「獄門核分裂235」について

 

この作品もネタを寄せ集めたモンタージュ作品なので、ちょっと解説します。
まず中央の建物は霞ヶ関の経済産業省のビルで、その土台になっているのは戦前、戦中まで国民の統制を担って来た内務省(悪の枢軸!)の建物です。その左に国会議事堂、右に警視庁となってます。ちなみに経産省のビルの胸にあるのは「大政翼賛会」のマークです。
獄門化した経産省の背後にはアメリカがビキニ環礁で行った核実験で炸裂した「ブラボー」のキノコ雲。1954年3月1日に実験は行われ、ご存知のとおり第五福竜丸が被爆したわけですが、なんとその次の日に日本初の「原子力開発研究予備費」という予算が上程されたのです。しかも2億3千5百万、ウラン235に因んだゴロ合わせ!この感覚信じられません。世論が反核に向かう前に急いで成立させたのかもしれませんね….。
この予算を岸内閣で成立に尽力したのが中曽根康弘で、戦後すぐに原子力導入の道筋を作って来たのが正力松太郎と後藤文夫です。岸を含め4人は戦中は内務省の官僚で、正力、後藤は大政翼賛会の中心人物で後藤は内務省大臣でした。戦後、A級戦犯として巣鴨に拘置され、釈放後すぐに原子力導入に着手。結局の所は「原子力の平和利用」という建前のうしろにはアメリカとの取引があり、「国民は統制すべきもの」という変わらぬ理念があって今にいたるという事です。…..そんな背景を一つの作品にしてみました。

gokumon
中央にアイゼンハワー、左から時計回りに後藤文夫、小阪順造、中曽根康弘、岸信介、橋本清之助
正力松太郎。ドラゴンボールのような里見八犬伝のような…..。原子核と電子な仲間たち!

「人外交差点」について(4)

(その他のネタ)
説明が必要そうなものを紹介してきましたが、あとは簡単に列挙いたします。

「ブラックバード=SR-71/米軍の戦略偵察機」上空に飛んでる飛行機。
「防諜標語」戦時中に実際使用されてたポスターに伏せ字をしました。
「除染部隊」炎上、汚染したツイッター鳥を清掃中。
「魔法陣」フェイスブック、2ch、ツイッターのアドレスが呪文。
「マイナンバー人間」背番号がゴロ合わせ。意味はツマラナイので割愛!
「ルーズソックス」一昔前の渋谷の象徴。
「簀巻き幽霊」甘粕事件で殺害された大杉夫妻と甥の宗一君。
……などです。あとはヒカリエのビルがレーダー基地になってたり小細工がしてあります。
TOKKOU
TOKKOUは「特攻」ではなく「特高」です!

 

「人外交差点」について(3)

(ネタ:その2)
画面むかって左側の109メンズ館の街頭ビジョンには、望月桂の「遠眼鏡」という大正天皇のいわゆる「遠眼鏡事件」を未来派(ジャコモ・バッラ風?)の手法で描いた作品をはめこみました。
望月桂は大正時代に「平民美術協会」「黒耀会」を主催し、アンデパンダン展の先駆け的な展覧会を開催した画家です。この「遠眼鏡」も第二回黒耀会展に出品され、そして警察に撤回を命じられた作品だそうです。第二回黒耀会展の展示の参加者というのが、堺利彦、大杉栄、荒畑寒村、尾崎士郎、生田春月、辻潤、添田唖蝉坊 etc……とそうそうたるメンツ!しかもアナ系ボル系ごっちゃで美術家というよりか思想家が目立ちます。しかも誰でも参加OK。計140点の作品が展示され、その内の28点が撤回命令!警察の指導を無視しして展示してたら6点が押収されたということです。しかも押収された作品の「盗難届」を押収した警察に提出!ナイス・アイディア!
……そんな気骨あふれるアナキスト望月桂に敬意を表して作品に投入しました。遠眼鏡の絵柄もバッチリです。(戦中、翼賛に賛同した氏の変節には大ショック….。また後に触れようと思います。)
109
小さくて分かりづらいですが….。右上に「遠眼鏡」、チョットマテ標語のオバケは小早川秋声の
「国之楯」をイメージしてます。ヘイトスピーチの連中、八咫烏サポーター(足三本)隣組、憲兵
歩きスマホで合体!などなどです。

五反田遊古会

金子文子の獄中記が縁で知り合った「古書 赤いドリル」さん。その赤いドリルさんが出品している古書展(五反田遊古会)に行ってきました〜。場所は五反田駅から徒歩5分くらいにある南部古書会館。のっけから200円本の塊が!いい感じです…..。小走りでやって来たオジさんが「サプライズッ!サプライズッ!」と大声発しながら本を手に取ってます。私もそんな気分だよ!……安い。そしてツボにはまる本がいっぱい!これは危ない。
神田の古書市は数が膨大すぎて気分が散漫になるが、ここは趣味性をしぼった品揃えで集中力が増します。危惧したとおり8冊も買ってしまいました。….仮面の公僕よ、第二貧乏物語よ、せめて本箱の肥やしとならず芸の肥やしとなっておくれ!
それにしても、このように独自の傾向の品揃えで頑張っている本屋さんが健在なのはとても頼もしいです!電子書籍やら自炊(ズタズタにするなんて残酷すぎる〜)やら場所を取らない本が幅を利かせつつあるが、この汚くて臭くて邪魔になる感じは古本ならではの良さです!古本がんばれ〜。
(次回開催は12月20日、21日「五反田古書展」です。是非!)